【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第45話】トキ「タッタ、タッタ、タッタ、うそ! えっ、できちょる! え~、できた!」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.11.28

2025年11月28日(金)放送のドラマ『ばけばけ』第45話。リヨ(北香那)はヘブン(トミー・バストウ)と念願のランデブーをしますが、期待通りの結果にはなりませんでした。一方でヘブンは、松江の素晴らしさに益々惹かれていきます。

 

待ち望んだランデブー

ついに、リヨとヘブンのランデブーの日。トキ(髙石あかり)はヘブンに「ベントウアケルナ」の手紙を渡そうとしますが、結局、渡せないまま。ヘブンはトキが生けた一輪挿しに「スバラシ」と感謝を伝え、そのまま出かけてしまいました。ヘブンのそんな一言に、トキは思わず笑顔になります。

ランデブーの待ち合わせは県庁。木々の陰から監視していた錦織(吉沢亮)は、2人が県庁に入っていく様子を見て不審がりますが、そこに知事(佐野史郎)が現れます。ランデブーを止めても娘が聞かないため、県庁内ならばと大目に見たというのです。

しかし、楽しそうに歩く娘の姿を見て「恋する乙女に場所など関係なかった」と気づく知事。何とかして止めなくてはと焦ります。

その頃、花田旅館では、ランデブーの噂を聞きつけた松江新報の梶谷(岩崎う大)がトキから情報を引き出そうとしていました。トキが何も知らないとわかると、そこまで秘密にするということは逆にランデブーが成功するかもしれないと話します。

県庁内を8往復もしたリヨとヘブンと、それを窓越しに見守る錦織と知事。弁当を開けようとするリヨを見て錦織は「これは見ものだ」と呟きますが、肝心のヘブンはまだお腹が空いてないからとリヨを「良い所」に誘います。喜ぶリヨでしたが、尾行に気づいていたヘブンは錦織と知事にも声をかけ、みんな揃って城山稲荷神社へ行くことになりました。

城山稲荷の境内に安置されたたくさんの石狐を見て嬉しそうなヘブン。知事も久しぶりに来たと懐かしがり、ここは松江の守護神であり知っていて当然の場所だと言います。反対にあからさまにしかめっ面をするリヨと、そんなリヨを見てどこか満足気な錦織。それぞれの心の内に様々な想いがあるようでした。

1人でテッポウをしながら複雑な想いで待つトキ。そこに、予定より早くリヨが帰ってきました。「一緒に城山稲荷に行ったのに、ヘブン先生は狐ばかり見て私のことなんて見向きもせず…」と、ランデブーの結末にやり切れない様子です。

 

石狐と大亀と一輪挿しと

その夜、ヘブンは石狐や大亀の絵をトキに見せます。それらに混ざり、自分が生けた一輪挿しの絵を見つけたトキは、何とも幸せな気分になりました。そして帰り道に、自然とスキップしてしまうトキ。

今日の朝ドラ名言【2025年11月28日(金)放送 第45話】
トキ「タッタ、タッタ、タッタ、うそ! えっ、できちょる! え~、できた!」

不意に、自分がスキップできていることに気づいたのです。嬉しそうなトキの声が通りに響きます。「松江は面白くて素晴らしい町だ。いつか君と歩きたい」とイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)に宛て手紙を書いていたヘブンでしたが、窓の外から聞こえてくるトキのはしゃぎ声に思わずにっこりするのでした。

視聴者からは「とうとうスキップできましたね」「おトキちゃんのスキップに、ほんわかしました」といった声が届いています。松江はもうじき冬。厳しい寒さのなかで、2人の距離は一段と近づいていくのでしょうか。

 

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