【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第35話】トキ「私を見て。自分を捨てたの。自分を捨てて、家族のためにラシャメンになろうとしたの」
2025年11月14日(金)放送のドラマ『ばけばけ』第35話。トキ(髙石あかり)は三之丞(板垣李光人)に対して、自分を捨てて稼いだお金なのだから三之丞も自分を捨てて受け取るように迫りました。その優しさに、「おトキちゃんが人柱過ぎて辛い」と言った声も聞かれます。
生きるため、ときには自分を捨てて…
タエ(北川景子)の物乞いをなぜ隠したのかと問い詰めるフミ(池脇千鶴)、司之介(岡部たかし)、勘右衛門(小日向文世)。トキは、話したところで助けられないし、逆に司之介がタエを傷つけてしまいそうで心配だったと説明します。
そこに、偶然現れた三之丞。預かったお金は使えないと返金にきますが、9円という大金に松野家の面々は驚きを隠せません。生前に傅(堤真一)から預かっていたものだという説明には納得せず、全てを理解したフミは「おじ様の名前を借りて嘘をついてはいけない」とたしなめます。
ついに本当のことを白状したトキ。ヘブン先生(トミー・バストウ)からもらったお給金であり、物乞いになったタエを救いたかったからだと聞かされ、何も知らなかった三之丞は戸惑います。
しかし、「本当言うと、あの仕事を引き受けたのもうちの借金のためではなく、おば様のあのお姿を見てしまったからです」の言葉に、もっとショックを受けたのはフミでした。生みの親のためならラシャメンになってもいいと思えたのかと責めるフミを、全力で否定するトキ。「生みとか育てとか関係なく、家族の誰かが物乞いになっていれば同じことをしている」と声を張り上げたのでした。
それを静かに聞いていた三之丞ですが、自分は自分の力で母を救いたいからトキの家族から外して欲しいと言い出します。そんな三之丞に対し、「今はそげなことを言ってる場合じゃない。本当に死ぬ。冬が来たら生きていけないのわかっちょる!? 」と厳しい現実を教えるトキ。
今日の朝ドラ名言【2025年11月14日(金)放送 第35話】
トキ「私を見て。自分を捨てたの。自分を捨てて、家族のためにラシャメンになろうとしたの」
フミ、司之介、勘右衛門も、トキのその強い決意を痛いほどよくわかっています。「本当におば様を救いたいのなら、自分を捨ててこのお金を受け取って」と迫るトキですが、それでも三之丞は煮え切りません。
たまりかねたフミは、もらうのかもらわないのかはっきりするよう問いただします。その上で、自分の娘が覚悟を決めて稼いだお金なのだからもらわないなど許さないというフミ。その勢いに押され「もらいます」と答えた三之丞でしたが、「頂戴いたします」だと容赦なく叱られます。三之丞は泣きながらトキに礼を言うのでした。
上を向くことができなくても、うつむきながらでも、生きていくしかない。
悔しさや苦しさを、無理やりな笑顔で隠して、うらめしい日々は続いていきます。#髙石あかり #板垣李光人 #岡部たかし #池脇千鶴 #小日向文世#ばけばけ pic.twitter.com/gWnWSyIlEL
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この先も女中を続けることが決まり、これからは木刀を持って仕事に行くようすすめる勘右衛門。またいつもの松野家が戻ってきました。
新たなる決意の木刀
次の日、木刀を腰に差して出勤するトキ。ヘブンは「ブシムスメ」とうれしそうな顔をします。それを見てトキは木刀を抜こうとしますが、思うように抜けません。そんなトキの姿を、ヘブンは微笑ましく思い眺めているのでした。
木刀を携えて出勤!?
勘右衛門さんに渡された木刀は、腰に差していると不思議と背筋が伸びます。
大切な人とともに生きていくため、改めて決意を固くするトキです。#髙石あかり #ばけばけ pic.twitter.com/RJXHWSQ8L2
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) November 14, 2025
視聴者からは「シリアスとコミカルの落差がすごい」「木刀を抜こうとして抜けないところがいい」といった声が上がっています。松野家と雨清水家を支えていくことになったトキ。トキとヘブンの距離も縮まっていきそうで目が離せません。
今日の出演者ポスト
松野。雨清水。おトキの大切な家族です。#ばけばけ
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