【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第33話】松野トキ「一生懸命、働いておるだけですき」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.11.12

ついにレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の夜の相手をしなくてはならないのか…。そんな緊張感で始まった、2025年11月12日(水)放送のドラマ『ばけばけ』第33話。家族にヘブンの女中になったことを隠しているトキ(髙石あかり)に、「いつバレるのかとヒヤヒヤする」といった声があがっています。

 

いきなりの大金に驚く人々

お風呂からあがったトキの手を引くヘブン。ついに“その時”が来たのかと恐怖と緊張で身を硬くするトキに、ヘブンは「いきましょう、いきましょう」「ご苦労さま。今日、終わり」と声をかけます。そう、夜の相手をすることなくトキの今日の仕事は終わったのでした。

逃げるように家に帰ったトキは、家族の顔を見てやっとホッとした様子。しかしすぐに森山銭太郎(前原瑞樹)が借金の取り立てにやってきました。しっかり返さないと家の中をほじくり返すと脅す銭太郎に、トキはヘブンから貰った給金の一部を渡します。その金額のあまりの多さに、家族も銭太郎もびっくりして言葉を失いました。

訝しむ家族に、トキは大金を貰った理由をヘブンのおかげで花田旅館が儲かっているからだと説明します。それでも尚、怪しむ家族たち。その場をなんとか言い繕い、トキは慌てて銭太郎を追いました。そして、さらに追加で返済したのです。こんな大金、これまでの松野家なら持っているはずもありません。「どうして」と問う銭太郎に、トキはこう答えます。

今日の朝ドラ名言【2025年11月12日(水)放送 第33話】
松野トキ「一生懸命、働いておるだけですき」

それはまるで、女中の仕事をすることになった自分へ言い聞かせているようでもありました。

 

母・フミが偶然見つけてしまったものとは?

翌朝、仕事へ向かったトキの後を父・司之介(岡部たかし)がつけていきました。しかし花田旅館の協力を取り付けているトキは、司之介が旅館の主人と話している内に勝手口からヘブンのところへ。今日もヘブンの家での仕事が始まります。

その頃、雨清水タエ(北川景子)と三之丞(板垣李光人)はいまだにあばら家で暮らしていました。お坊さんからの施しと、タエの物乞いでなんとか命を繋いでいるような状況。事態は何も好転していないようですが、三之丞はトキからお金を受け取ったはず。そのお金は一体どうしたのでしょうか?

一方松野家ではフミ(池脇千鶴)が、少し前の新聞記事に目を留めていました。そこには、“ヘブン先生転居”との文字が。とっくにヘブンが花田旅館にいないことを知ってしまったフミ。では、ヘブンのおかげで旅館が忙しいと言っていたトキの言葉は何だったのでしょう。

ついにトキがヘブンの個人的な女中をしていることがバレてしまうのか、ネット上では「やばいこれはバレるの時間の問題…」「いつかはバレるんだろうけど、頼むからジジ様暴れないで~!」といった声が上がっています。

松野家と雨清水家、両家のことが気になる今回の『ばけばけ』。トキを取り巻く環境がさらに悪くならないよう祈るばかりです。

 

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