【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第32話】蛇「おトキちゃん一人きり… いえ、とうとう二人きりです」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.11.11

2025年11月11日(火)放送のドラマ『ばけばけ』第32話。トキ(髙石あかり)がヘブン(トミー・バストウ)の女中として働く初日の様子が描かれました。不安と緊張と恐怖でいっぱいのトキ。視聴者からも「緊張感が伝わってくる」という声があがっています。

 

家族に心配をかけまいと明るく振る舞うトキ

ヘブンの女中として出勤する初めての朝。不安と緊張で、トキは食事が進みません。残った分は帰ってから食べると母・フミ(池脇千鶴)に伝えます。「何だか胸が詰まって」というトキに、フミは「初めての仕事だけん無理ないけど…」と心配しつつも優しい視線を向けます。不安にさせないよう明るく振る舞うトキですが、家を出てからの表情は強張っていました。

ヘブンの家が見える橋のたもとで足が止まるトキ。そのとき、花田旅館の女中・ウメ(野内まる)に声をかけられます。ウメは、旅館の主人・平太(生瀬勝久)とおかみのツル(池谷のぶえ)に、ヘブンの家でトキに会ったと伝えてくれていたのです。「できるだけウメに一緒に居てもらい、ヘブン先生と二人きりにならないようにと思っている」「女中の仕事が初めてのトキに、仕事を教える体で一緒に居ればいい」と言う平太やツル、ウメの優しさに、トキの表情も和らぎます。

「一つお願いが」と、家族には花田旅館で働くと偽っていることを平太たちに打ち明けようとしたところに、父・司之介(岡部たかし)が。トキは身振り手振りで話を合わせるように平太とツルに伝え、何とかその場を乗り切ります。

 

“昼も夜も”女中として働くと覚悟を決めたトキだったが…

その後、朝餉を届けるウメと一緒にヘブンの家へ向かうトキ。

固い表情で家に入ると、起きてきたばかりのヘブンに出迎えられます。食事中、英語で話すヘブンと同じタイミングで笑うウメ。驚くトキに、「話していることは分からないが、笑っておけばご機嫌だ」とウメはヘブンへの接し方を教えてくれます。

食事が終わりに差し掛かったところで、お茶が切れていると旅館に戻るウメ。ヘブンとトキ、2人だけの空間にお湯が湧く音が響きます。不安でいっぱいなトキに、ヘブンが食事を終え「フトン」と一言。不安とも恐怖とも取れる表情で布団のそばに足を進め、正座するトキに、ヘブンが近づきます。

「What are you doing?(どうしました?)」と、身振り手振りで布団を起こすように伝えるヘブン。そのジェスチャーを見てトキは安堵し、かけ布団を手に取りたたみ始めました。そこに錦織(吉沢亮)がヘブンを迎えに来ます。2人を見送ったトキは腰が抜け、玄関先だというのに、解放感からそのまま寝転がってしまうのでした。

そして、夜がやってきます。ウメはギリギリまでトキと一緒にいてくれましたが、旅館の仕事が残っているため帰ってしまいます。

今日の朝ドラ名言【2025年11月11日(火)放送 第32話】
蛇「おトキちゃん一人きり… いえ、とうとう二人きりです」

再び不安と緊張で、表情が強張るトキ。家に戻るとヘブンが「ワタシ、カク。フロ、ドウゾ」と勧めてきます。書き物をしている間は何もない、大丈夫… と入浴を終え部屋で待つトキですが、ふすまの向こうでペンを走らせる音が止まり、近づくヘブンの足音。ふすまが開けられ、「シジミサン」と声をかけられます。この後、どうなってしまうのでしょうか。

 

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