【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第31話】錦織友一「誤解は解けた。明日からお願いしたい。もう引き返せないが、いいね?」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.11.10

2025年11月10日(月)放送の朝ドラ『ばけばけ』第31話では、トキ(髙石あかり)がレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の女中として働くことを決意し、初めての給金を受け取る様子が描かれました。

 

最初はトキを拒絶したヘブン! 『天国町のラストサムライの孫』という言葉に掌返し

借金を抱えた松野家のため、困窮する実の母・雨清水タエ(北川景子)、実弟の三之丞(板垣李光人)を救うため、女中として働くべくヘブンの新居を訪れたトキ。ヘブンとの握手の際も、動揺を隠せません。

しかし、ヘブンは「シジミサン、ノー!」と一笑。これには仲介した錦織友一(吉沢亮)もヘブンに詰め寄ります。すると、ヘブンは「腕を見せろ」「足も見せろ」と失礼な要求を次々と繰り出しました。一介のしじみ売りであるトキが武士の娘だと信じられないヘブンは、自分が騙されていると憤り「ウデ、フトイ。アシ、フトイ。シゾク、チガウ!」と酷い言葉を投げつけます。思わず、トキも錦織に対して怒りを露にしました。

トキとヘブンの間で進退窮まった錦織は、やけっぱちになって「You know the last samurai of Tengoku tenement? She is his granddaughter!(天国町のラストサムライはご存じですね? 彼女はその孫です!)」と告げます。すると、ヘブンの態度は一変。自らの非礼を詫び、トキに1カ月分の給金が入った封筒を前渡ししてきました。

給金を受け取るということは、女中として働かざるを得なくなるということを意味します。世間からラシャメンと後ろ指をさされることも、甘んじて受け入れなければなりません。「ありがとう存じます」というトキの声も、封筒を受け取る手も震えています。

「ヨロシクオネガイシマス」とトキの手を握るヘブンの様子を見た錦織は、一息ついてこう言いました。

今日の朝ドラ名言【2025年11月10日(月)放送 第31話】
錦織友一「誤解は解けた。明日からお願いしたい。もう引き返せないが、いいね?」

トキは帰宅しましたが、母のフミ(池脇千鶴)には本当のことを打ち明けることができません。20円という破格の給金も竹籠の中にこっそり隠し、そこからいくらかを封筒に取り分けました。フミはトキの様子に釈然としないものを感じているようです。

トキは、取り分けたお金を懐に隠して出かけました。途中、新札でもらった給金にわざと皺をつけます。

一方、就職口を求める三之丞は「社長にしてくれ」と無理な要求をし、門前払いされていました。そんな三之丞を帰り道で待っていたトキは、お金を渡し「これで、おばさまを助けてごしなさい」と伝えます。あまりの大金に驚き、受け取りを拒否してその場を去ろうとする三之丞。トキは「傅おじさま(堤真一)からお預かりしていたお金です」と咄嗟に嘘をつきました。動揺しつつもお金を受け取った三之丞に、トキは安堵。タエの元に帰る三之丞を見送り、自嘲気味にほほ笑みながら覚束ない足取りで家路につきました。

後戻りのできない道に踏み出したトキは、一体どうなってしまうのでしょうか。

 

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