【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第30話】トキ「しじみ売りはやめました。ヘブン先生の女中になります」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.11.07

2025年11月7日(金)放送のドラマ『ばけばけ』第30話。トキ(髙石あかり)はタエ(北川景子)と三之丞(板垣李光人)の苦しく貧しい暮らしぶりを知り、さらに、施しに頭を下げるタエの姿を目の当たりにしました。切なすぎるトキの決意に、「なんでおトキちゃんが全部背負わなくちゃいけないの」といった声が上がっています。

 

初めて知った、タエと三之丞の暮らしぶりに…

偶然、橋で再会したトキと三之丞。「物乞いするおば様を見た。父(岡部たかし)は牛乳屋で三之丞様を見かけた。話してごしなさい」と言うトキに、三之丞は「明日なら」と答えます。このまま会えなくなってしまうのではと疑うトキでしたが、三之丞の「私だって…聞いてほしいんだ」の言葉に、様々な想いを感じて信じることにしたのでした。

一方、ヘブン(トミー・バストウ)は錦織(吉沢亮)の助けを借りて借家へと引っ越します。場所は花田旅館に近いものの、「旅館さえ出られればどこでもいい」と言うヘブンの希望に従って決めた新居。松江新報の新聞記者・梶谷(岩崎う大)も、取材をしながら引っ越しを手伝います。

新居の居心地には満足しつつ、「あとは女中が来れば完璧なのに」と不満を漏らすヘブン。しかし、「横浜や神戸でなくこの松江でラシャメンというのは、なかなか見つけられないでしょう」と言う梶谷に、錦織は深いため息をつきます。

その頃、花田旅館ではトキと三之丞が待ち合わせをしていました。お団子やお茶はいらないと言う三之丞の事情を察し、お茶を1つだけ注文するトキ。今はしじみ売りをしており、他に内職もしていると近況を話します。すると三之丞は、実は力を借りたいと思い、少し前にトキの家を訪れていたと告白。

「つまり…うちは今、どん底だ」と白状する三之丞。松江を出てから戻ってくるまでの経緯を話し、「それでも母は、雨清水家の人間なら人に使われるのでなく人を使う仕事に就きなさいと言う。そして母は、働くくらいならと潔く物乞いになった」と言うのでした。

トキは三之丞に対し自分の家に来るようにすすめますが、「もう少し自分でなんとかしたいし、それに母は行かないだろう」と辞退。そう言われると、トキも納得するしかありません。三之丞は、「冬が来るまでにはなんとかしたい」と悲しそうに笑うのでした。

その後、トキは内職の絵を売りにいく途中で、また物乞いをするタエを見かけます。以前とは違い、施しに頭を下げるタエ。その姿をトキは直視できず、思わずその場から逃げ出してしまいます。そして、ある決心を固めたのでした。

 

トキはついに女中に…

家に帰ったトキですが、三之丞に会ったことやタエを見かけたことを家族には話すことができません。しじみ汁を飲みながら、フミ(池脇千鶴)の「お金も大事だけど体はもっと大事だから」の言葉を聞き、束の間の家族団らんの時間を楽しみます。

次の日の朝、トキはヘブンの家の前で錦織を待っていました。「先生はしじみは買わないぞ」と言う錦織に、トキは思い切って自分の決意を伝えます。

今日の朝ドラ名言【2025年11月7日(金)放送 第30話】
トキ「しじみ売りはやめました。ヘブン先生の女中になります」

視聴者からは、「おトキちゃん、覚悟を決めてましたね」「施しに頭を下げていたタエさんにも、心打たれました」といった声がありました。とうとう女中になることを決意したトキ。ついに、ヘブンとトキの2人の時間が流れ始めます。

 

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