【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第25話】錦織「日本語も教育的な言葉も必要ありません。生徒はあなたが話す言葉、あなた自身を待っていて、それでも困った時には私がいます」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.10.31

2025年10月31日(金)放送のドラマ「ばけばけ」第25話。旅館の部屋に篭り、松江の人々との交流を拒絶していたヘブン(トミー・バストウ)でしたが、錦織(吉沢亮)の言葉に勇気をもらい教師として登校すると決心します。ネット上には、「やはり人と人は心を通わせることが大切ですね」といった声が上がっていました。

 

刻々と迫る初登校の日! しかしヘブンは部屋に篭ったままで

ヘブンが英語教師として松江中学へ初登校する前日、錦織は知事(佐野史郎)のもとを訪れます。現状に「まだ何とも」としか答えられない錦織に対し、知事はヘブンに関する重大な秘密をこっそりと明かしました。

そして初登校当日。花田旅館ではお祝いとしてヘブンのために豪勢な朝食を用意します。「ごますり」だと言いつつも、お頭付きの魚やトキがとってきたしじみご飯、しじみ汁が並んだ御膳は、旅館の主人・平太(生瀬勝久)や女将・ツル(池谷のぶえ)の心尽くしのおもてなしでした。

しかし、そろそろ登校しなくてはいけない時間になっても、ヘブンは朝食に手をつけようとしません。心配した女中のウメ(野内まる)が声をかけると「タベタクナイ」と怒鳴り散らす始末で、とうとうウメは泣いてしまいます。そんなヘブンの態度を見て、平太は「あれは天狗だ」と陰口を言うのでした。

旅館を出たトキは橋のたもとで錦織に会い、ヘブンの様子を聞かれます。「部屋に篭ってる」という答えに、慌てて旅館を訪ねる錦織。きちんと閉じられた襖を見て「天岩戸か」と呟きつつ、生徒たちが待っているから学校へ行ってくれるよう懇願しますが、ヘブンからは何の反応も返ってきません。

 

ヘブンも私たちと同じ人間

錦織が強制的に襖を開けようとした瞬間に、戻ってきたトキ。「ヘブン先生は怖いのではないか。松江に来た初日、握手をした先生の手は震えていた」と言って止めます。異国に来て初めての人たちに会い、皆に期待されているこの状況が怖くなってしまったのではないかと気遣い、「ヘブン先生も私たちと同じ人間。今はそっとしておいてあげては」と提案したのです。

その言葉にハッとした錦織でしたが、「これはあなたが好きな古事記にある天岩戸でしょうか」と呼びかけると唐突に襖を開けてしまいます。ヘブンは怒り慌てますが、錦織は動じることなく「あなたは教師ではなく新聞記者だ」と指摘。その一方、ヘブンが日本語を勉強するために部屋に篭っていたことに気づきます。

今日の朝ドラ名言【2025年10月31日(金)放送 第25話】
錦織「日本語も教育的な言葉も必要ありません。生徒はあなたが話す言葉、あなた自身を待っていて、それでも困った時には私がいます」

そんな言葉に勇気づけられたヘブン。安心した途端にお腹が空いていることを思い出したヘブンに、平太やツルは温め直した朝食を用意します。何とか朝食を食べ始めたヘブンを見て錦織はほっとし、今回のことを反省。そして、トキに礼を言うのでした。

視聴者からは「ヘブンさんも不安だらけだったんでしょうね」「錦織さんの言葉にジーンとしました」「歩み寄れて良かったです」といった声が上がっています。いよいよ、ヘブンが松江中学校へ初登校。トキや松江の人々の毎日も、少しずつ変化していくようです。

 

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