【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第23話】レフカダ・ヘブン「神々の国の首都だ」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.10.29

2025年10月29日(水)放送のドラマ『ばけばけ』では、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が松江での初めての朝を迎えました。これから始まる松江での生活に期待をふくらませるヘブン。一方、ヘブンの通訳も務める中学教師の錦織友一(吉沢亮)の様子に、「何か訳ありなのか…?」という声があがっています。

 

ヘブンの目から見た松江の朝の風景

まだ日が昇りきらない薄闇の中、不思議な音で目を覚ましたヘブン。「ドンッドンッ」とリズミカルに響く音の正体は、“米をつく”音でした。ヘブンはそのまま誘われるように旅館の外へ。ようやく空が白んできた町の中からは、荷物を運ぶ大八車の車輪の音や人参売りの声、時を告げる鐘の音などが聞こえてきます。

ヘブンは朝靄の中で、これまで聞いたことのないさまざまな音に耳を澄ませました。そして朝日に向かって柏手を打つ人見て、ヘブンは深く感銘を受けます。遠くで鐘の音が鳴る中で、社と太陽に向けて祈りを捧げる人々の姿。

今日の朝ドラ名言【2025年10月29日(水)放送 第23話】
レフカダ・ヘブン「神々の国の首都だ」

まだ厚い信仰があった時代の美しい光景を見たヘブンの、心からの感想でした。

一方、トキ(髙石あかり)は遊女のなみ(さとうほなみ)に頼まれてヘブンの様子を見ることに。朝餉を食べるヘブンを、新聞記者と共に観察します。生卵を大量にそのまま飲み込んだり、糸こんにゃくを「虫」と間違えて気持ち悪がったりと見ていて飽きません。

父の司之助(岡部たかし)も牛乳を売りつけるチャンスとばかりに旅館へやってきて、まんまと毎朝牛乳を届ける約束を取り付けました。

 

知事の「危ない橋」発言の意味とは?

その頃、錦織は島根県知事・江藤安宗(佐野史郎)にヘブンの世話について重圧をかけられていました。これまで錦織が東京で会ったどの外国人よりも、とくに風変わりなヘブン。思うように行動してくれないヘブンに錦織も手を焼いているのです。

とはいえ、知事の“島根を一流の県に”という夢の実現にはヘブンが不可欠。そのヘブンの世話をさせるために、「危ない橋を渡ってまで、私は君をこの島根に呼び戻した」と知事は錦織へ告げるのでした。

知事のこの発言に、視聴者からは「え? 危ない橋ってどういうこと?」「もしや錦織さん訳ありなのか?」「じつは試験に落ちてたとか…」といった声が。錦織の“微妙な”表情も相まって、さまざまな憶測が飛び交っています。

中々ヘブンとコミュニケーションが取れない錦織。一方、ヘブンは錦織が置いていった英語教育の教科書を何やら意味深な顔で手に取ります。一体この2人がわかり合える日は来るのでしょうか?

 

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