【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第21話】蛇「とうとう来るのよ。運命を変えるあの人が!」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.10.27

2025年10月27日放送の朝ドラ『ばけばけ』第21話では、英語教師レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が松江に来航。トキ(髙石あかり)もサワ(円井わん)と連れ立って、ヘブンを歓迎する多くの市民の輪に加わる様子が描かれました。

 

借金返済のため懸命に働くトキ… ついに運命を変えるあの人が松江に

夫の銀二郎(寛一郎)と別れ、トキが1人で松野家に戻ってから4年。22歳になったトキは、しじみ売りや内職に励んで一家の暮らしを支えていました。ずっとトキを見守ってきた蛇(渡辺江里子)と蛙(木村美穂)は、トキの半生をしみじみと振り返ります。健気に働くトキをのんきに眺める蛙に、蛇は、どこか弾んだ声でこう告げるのでした。

今日の朝ドラ名言【2025年10月27日(月)放送 第21話】
蛇「とうとう来るのよ。運命を変えるあの人が!」

その頃、『運命を変えるあの人』レフカダ・ヘブンの姿は、船上にありました。

しじみ売りの得意先である花田旅館を訪れたトキ。女将のツル(池谷のぶえ)に労われ、昼夜問わずしじみ売りと内職に励む毎日を述懐しつつ、だんだんヒートアップしていきます。ついに「こげに働いて私は銀二郎かい!」とシャウト。断腸の思いで別れた夫・銀二郎の名前を自ら口にできる程度には心の傷が癒えたようです。

しかし、「やっぱし東京残っちょったらねえ」というツルの言葉に、トキは表情を曇らせました。少し2人が気まずくなったところに、花田旅館の主人の平太(生瀬勝久)が、松江中学の英語教師として異人がやって来るというニュースを持ち込みます。異人来訪のニュースに、松江は大いに沸いている様子。どこかとぼけた掛け合いでトキのことを気にかける花田夫妻も、興奮を隠せません。

トキが帰宅すると、遊女のなみ(さとうほなみ)がサワに英語を教わっていました。なみが「英語教師の『ラシャメン』になるけん!」と高らかに宣言すると、そこへ「恥を知れ!」と勘右衛門(小日向文世)が登場。「斬り捨てろ!たたっ斬れ!」と近所の子どもたちをけしかける勘右衛門に、たまらずなみは退散します。

ヘブンが松江にやってくる明治30年8月30日、歓迎のために多くの市民が集まりました。市民だけでなく、松江新報の記者・梶谷(岩崎う大)ら報道関係者、島根県知事・江藤安宗(佐野史郎)ら県の要人の姿も。

サワと連れ立って見物にやって来たトキは、見覚えのある姿を見つけます。それは、東京で銀二郎と一緒に下宿していた『大磐石』こと、松江の秀才・錦織友一(吉沢亮)でした。トキに試験の結果を尋ねられて言葉を濁した錦織でしたが、江藤知事に呼び止められます。英語を話せる錦織は、知事にその実力を買われてこの場にいたのでした。

そこへ、ヘブンの乗った船が来航。大歓声が上がりました。トキも、ヘブンの姿に目を凝らします。甲板に現れたヘブンの姿に松江の人々は大喜び。トキは「天狗だ!おーい!おーい!」と満面の笑みを浮かべ、手を振りました。

にこにこと手を振っていたヘブンですが、その表情は少し不安気。トキとヘブンの運命は、これからどのように交錯していくのでしょうか。

 

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