【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第20話】トキ「銀二郎さんと東京でやり直したい。だけど、あの人たちを放っておけない」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日：2025.10.24

2025年10月24日（金）放送のドラマ『ばけばけ』第20話。ついにトキ（髙石あかり）は銀二郎（寛一郎）と別れ松江に戻る決心を固めました。相手や家族のことを考えて出した結論に、「お互いに好きなのに、切なすぎる」といった声があがっています。

 

怪談は古臭い！？

銀二郎と束の間のランデブーを楽しんだトキが下宿に戻ると、教員試験を終えた錦織（吉沢亮）と庄田（濱正悟）の慰労会がおこなわれていました。和気あいあいとした雰囲気の中で何度も乾杯をし、場を盛り上げるためにトキは出し物を披露することになります。

張り切って怪談話をしようと提案しますが、途端に浮かない顔をする下宿の若者たち。「怪談は古臭い。目に見えないものの時代はもう終わりだ」と言う彼らに、トキは納得のいかない様子です。そんなトキの気持ちを感じ取り、根岸（北野秀気）は「明日の朝食は西洋風のパンにしよう」と計画するのでした。

1人で眠れぬ夜を過ごすトキ。東京に来てから銀二郎と交わしたあたたかな会話を思い出しながら、これからどうすればよいのかと悩みます。

その頃、松江に残された松野家では、トキの代わりにと司之介（岡部たかし）と勘右衛門（小日向文世）がフミ（池脇千鶴）の内職を手伝っていました。言葉にはしないものの、トキはもう戻ってくることがないのかもしれないと覚悟を決める3人。勘右衛門は「変わった子じゃったのう」と言い、司之介とフミもトキが大切にしていた怪談のお面を見上げます。松野家には重たい空気が漂うのでした。

 

牛乳の白ひげが思い出を呼び起こす

次の日の朝、東京の下宿では英国式ブレックファーストが用意されます。こんな料理は初めてだと大喜びするトキと銀二郎。みんなで牛乳で乾杯し、お互いの顔に残った白ひげを見て大笑いしますが、そんな光景を眺めながらトキは思わず涙を流してしまいます。皆の唇についた白ひげを見て、ふと松江に残した家族のことを思い出してしまったのでした。

心配する銀二郎や下宿の同居人たちに、「松江に帰ります」と告げるトキ。その後、2人きりで話をします。

今日の朝ドラ名言【2025年10月24日（金）放送 第20話】
トキ「正直に言うと、銀二郎さんと東京でやり直したい。だけど、あの人たちを放っておけない」

銀二郎はトキの出生について口にしそうになりますが、その言葉を飲み込みます。それに気づいたトキは、「あの人たちが本当の親で、私は松野家の本当の娘です」ときっぱりと言い、それを聞いた銀二郎は何も返せなくなってしまったのでした。

1人で松江に帰って来たトキ。半ば諦めかけていた松野家でしたが、トキの突然の帰りを泣いて喜びます。いつかのようにみんなで牛乳を飲み、白ひげを見ては大笑い。久しぶりに、家族4人の和やかな空気が流れたのでした。

視聴者からは「人生とはうらめしいものですね」「牛乳の白ひげに泣かされることになるなんて」と言った声があがっています。再び家族4人での暮らしが始まった松野家。トキの運命の出会いが、少しずつ近づいています。

 

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