【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第15話】三之丞「手放した分愛おしくなるのなら、自分もよそで育ちたかった」
2025年10月17日(金)に放送された朝ドラ『ばけばけ』第15話。トキ(髙石あかり)の献身的な看病のおかげか、傅(堤真一)は少しずつ元気を取り戻します。お粥を全て平らげたことで、トキと傅、そしてタエ(北川景子)も笑顔になるのでした。
トキの出生の秘密を思わず口走る三之丞!
工場に行くトキを見送った傅とタエは、2人で顔を見合わせ幸せそうな微笑みを浮かべます。一方、工場に着いたトキは、傅が回復してきていることを三之丞(板垣李光人)に報告しますが、三之丞はあまり興味がない様子。そのとき、平井(足立智充)の怒鳴り声が聞こえました。
何度注意しても機織りに失敗するせん(安達木乃)に対し、ついに手を上げてしまう平井。傅が帰ってくるまで工場を潰すわけにはいかないと焦るあまりの行動でしたが、偶然、その場に傅が現れます。
三之丞に対し、何が起きているのかと説明を求める傅。思ってもいなかった工場の状況に倒れ込んでしまいますが、それでもなんとか起き上がり説明するよう促します。そんな傅に、三之丞は「今更、無理です。今まで声もかけてもらえず、何も教わっていない三男坊を都合良く駆り出しても」と反発。さらに、「それなのに雨清水家の子供でもないトキには目をかけていて、なぜかと思えば、トキはこの家の子だった」と突然秘密を暴露したのです。
今日の朝ドラ名言【2025年10月17日(金)放送 第15話】
三之丞「手放した分愛おしくなるのなら、自分もよそで育ちたかった」
と心の内を漏らす三之丞。勝手に話したことを謝りますが、トキは既に全て知っていたと告白します。誰に聞いたわけでもなく、自然とそうなのではないかと感じていた、と。
それを聞いた傅は、あえてはっきりと「お前は司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)の子だ」と告げ、トキもその想いを受け止めしっかり頷きます。ほっとしたように顔を見合わせる傅とタエ。けれどそのまま、傅は帰らぬ人となってしまったのでした。
誇り高く、信念を貫いた傳さん。
いつもトキを優しく見守ってくれた傳さんは、トキの心の支えでした。
そして雨清水家や松野家、松江の士族たちにとっても大きな存在でした。#堤真一#ばけばけ pic.twitter.com/6J9obAnwsJ— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 16, 2025
うらめしい人生に取り乱すトキ
傅が逝ってしまったことを惜しむ松野家。司之介、フミ、勘右衛門(小日向文世)は立派に看病を続けたトキに労いの言葉をかけ、銀二郎(寛一郎)はトキを元気付けようと怪談話を申し出ます。ただ、トキはそれより1人になって取り乱したいと言うのでした。
1人で外に出たトキ。夜の遊郭のざわめきを聞きつつ立ち尽くしていると、野津サワ(円井わん)がやってきます。「取り乱したいけれど取り乱し方がわからない」と嘆くトキでしたが、心を許せる幼馴染の顔を見ていろいろな想いが溢れ、堰を切ったように泣き崩れてしまいました。サワはそんなトキの肩を抱き、「上手に取り乱せているよ」と慰めます。
ネット上には傅の死を惜しむ声や、「三之丞も気の毒」「この後の雨清水家が心配」といった声が上がっていました。
社長を失ってしまった機織り工場。トキや松野家、そして雨清水家にはどんな未来が待っているのでしょうか。