【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第12話】三之丞「なら、どうすればいいんだよ!?」
2025年10月14日(火)に放送されたドラマ「ばけばけ」第12話。家業存続の危機に瀕した雨清水家とトキの結婚生活に迫る不穏な空気が描かれ、視聴者の間で「何とか乗り切って欲しいものです」「背負う物があまりにも大き過ぎる」と話題になりました。
資金難にあえぐ機織り工場で急遽社長代理に任命されたのは……
景気悪化に伴い、資金難に陥った雨清水家の機織り工場。主人公・トキ(髙石あかり)が出勤すると、雨清水家の父・傅(堤真一)や長男から工場への立ち入りを疎まれていたはずの三男・三之丞(板垣李光人)の姿がありました。
出奔した兄や金策に奔走する傅に代わり、急遽三之丞が社長代理の座へ就くことになったのです。名前さえ忘れられているのでは、と三之丞が感じるほど三男坊に無関心だった傅。そんな傅から突如任された重い責任に、三之丞は戸惑いを隠せません。社長席へ座ったは良いものの、虚空を見つめ硬直する三之丞。今まで家業の蚊帳の外へ追いやられていたため、いざ責任を背負ったところで一体何をすれば良いか分からずにいたのです。
雨清水家の状況が一変しました。
社長の席には、傳さんの代わりに三之丞が座りますが、今まで蚊帳の外だった三之丞には工場の仕事などわかる筈もなく。
三之丞役の板垣李光人さんは、「雨清水織物の羽織がとても重く感じる」と仰っていました。#板垣李光人#ばけばけ pic.twitter.com/fuwpi0xS2f
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 13, 2025
そこへやってきた傅の右腕・平井は「よその工場では女工たちに1人1日1反、織らせちょります」と工場の再建策を提示しました。しかし三之丞には、その是非を判断する術がありません。もどかしげな表情を見せる三之丞を見つめる平井は、「大丈夫です。頑張りましょう」と三之丞を励ますのでした。
暗雲立ち込めるトキの結婚生活と雨清水家の行く末
その頃松野家では、トキの祖父・勘右衛門(小日向文世)が婿である銀二朗(寛一郎)の跡取り教育に精を出していました。勘右衛門の指導は次第に過熱。実家の家格が低いことを自嘲気味に話す銀二朗へフォローを入れることすらなく、「より格の高い」松野家の跡取りとして振舞うよう強いてしまいます。
しかし銀二朗は、第11話で「貧しいくせに武家にこだわる父が嫌で、早く家を出たかった」と零していた身。本来気が合うはずのトキとも距離を置き始めてしまった銀二朗は、果たしてこれからどのような決断を下すのでしょうか。
銀二郎さんを立派な跡取りにすべく、厳しく接する勘右衛門さんです。
まだ江戸時代を生きているような勘右衛門さんと、明治時代に自由を夢見ている銀二郎さん。
異なる価値観の二人は、この先どうなってしまうのでしょうか。#寛一郎 #小日向文世#ばけばけ pic.twitter.com/iAswgwQAyH— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 14, 2025
後日、同僚たちから雨清水家の女中が全員解雇されたことを聞いたトキ。驚く彼女の目の前で、突如傅が病に倒れてしまいます。
騒然となる工場。
長男・氏松の出奔に、厳しさが増す織物工場の経営。
奔走する傳さんですが…。#髙石あかり #安達木乃 #堤真一#ばけばけ pic.twitter.com/s9QU6IzvDx— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 13, 2025
傅やタエ(北川景子)を心配し、雨清水家を訪れたトキ。周囲へ漂う異臭に慌てて厨房へ駆け込めば、そこには大量の煙を上げ今にも出火しそうな鍋が。咄嗟に水をかけ火事を防ぐトキでしたが、鍋の焦げを焦げと気付かず「看病のためかゆを作っていた」タエに強く叱責され、帰宅を迫られてしまいます。
帰り際に鉢合わせた三之丞へ状況を説明したトキは、傅の看病をタエが担うのは無理だと進言。雨清水家を心底心配するが故の言葉でしたが、今の三之丞に彼女の善意を受け取る余裕はありませんでした。
今日の朝ドラ名言【2025年10月14日(火)放送 第12話】
三之丞「なら、どうすればいいんだよ!?」
三之丞は、辛そうな表情で声を荒げてしまいます。
視聴者からは「傳さま、タエさま、三之丞さんそれぞれ心配です」「銀二郎さん大丈夫かな。真面目な良い人だから、かえって辛いね」といった心配の声が続出。松野家・雨清水家ともに、この苦境をなんとか乗り切ってほしいものですね。