【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第10話】フミ「トキは私の娘ですから」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.10.10

2025年10月10日(金)に放送された朝ドラ『ばけばけ』第10話。両家が和やかな雰囲気に包まれるなか、トキ(髙石あかり)と銀二郎(寛一郎)とのお見合いが始まります。

 

運命!? 怪談好きをきっかけに惹かれ合う2人

お茶を出した瞬間に全てが決まると言われていた明治時代のお見合いの席。しかし、トキはお茶を出す段階になって、急に祝言をあげることが怖くなってしまったのです。そんなトキの気持ちを察した銀二郎は、「2人で話をしたい」とトキを外へ連れ出しました。

屋敷で待つ司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)の3人は心配で落ち着きません。一方、トキは銀二郎の目的地が清光院だと気づきます。「実は怪談が好きだ」という告白に嬉しくなり、松風の血の痕が残る井戸へと案内するトキ。「怪談は不気味で恐ろしいが、寂しくて切ない」と話す銀二郎に、トキは親しみを覚えたのでした。

そのとき突風が吹き、トキは思わず銀二郎へと駆け寄ります。そして、それをきっかけに2人の仲も近づきました。

工場では、せん(安達木乃)とチヨ(倉沢杏菜)がトキを祝福。ただ、相手のことを「怪談の見方が合う人」とトキが言ったため、2人を戸惑わせてしまいます。

やがて、松野家では祝言の支度が始まりました。尾頭付きのタイを用意しながら、18年前、トキが初めて家に来たときの思い出話をする司之介とフミ。まだ赤ん坊のトキを可愛がり嬉しそうに抱っこしている司之介とフミの様子を、少し離れたところから思い詰めたような顔で眺めるタエ(北川景子)がいました。

トキの祝言を祝して牛乳で乾杯する司之介、フミ、勘右衛門。そこへ帰ってきたトキは、3人の口元に白いヒゲが残っている様子を見て大笑いします。そうして、家族4人で楽しくかけがえのない時間を過ごすのでした。

 

紙吹雪が舞い祝福が溢れる2人の祝言

祝言の日、司之介のようにまげを落としていた銀二郎。喜ぶ司之介の様子を見ながら、傅(堤真一)はトキに「これが好きなんだな」と再確認するのでした。並んで歩き始めた銀二郎とトキを、天国町の人々も紙吹雪で祝福します。

トキを立派に育て上げたことに対し、労いの言葉をかけたタエ。

今日の朝ドラ名言【2025年10月10日(金)放送 第10話】
フミ「トキは私の娘ですから」

と答えるフミ。それを傅は複雑な眼差しで眺めています。皆がそれぞれに、様々な想いを胸に秘めているのでした。

同じ頃、アメリカ・ニューオリンズで新聞社の文芸部長として働いていたレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)は、同僚であるイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)から日本を取材しようという提案を受けます。

ネットには「天国町の人たちは垣根がない感じでいいですね」「家族で牛乳を飲むシーンも祝言のシーンも、幸せそうで素敵でした」と、トキたちと一緒に幸せを感じている視聴者の声が届いていました。いよいよ新生活が始まる松野家とトキは、これからどうなっていくのでしょうか。