【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第4話】フミ「あなたがいないと、おいしくないのよ。大好きなしじみ汁が。ちっとも!」
2025年10月2日に放送された朝ドラ『ばけばけ』第4話では、主人公・松野トキ(福地美晴)の父、司之介(岡部たかし)の始めた商いが失敗し、松野家が大ピンチに陥る様子が描かれました。
ウサギバブル、はじける! 学校に通えなくなったという衝撃の事実に倒れるトキ
父・司之介が長い間帰宅せず、松野家一同は心配でたまりません。お堀に上がった土左衛門の顔を確かめ、司之介ではなかったことに安堵。
帰宅した3人は朝食を囲みますが、どこか寂しげです。しじみ汁を味わうトキの「あー」の声もいつもより元気がありません。「はしたない!」と咎める父の姿はなく、トキは、しじみ汁がなぜかおいしく感じられないことに気づくのでした。
トキは、登校中も父の姿を必死に探します。ふと、簀巻きにされて川の向こうに連れていかれた金成(田中穂先)の姿を思い出し、不吉な予感に襲われるトキ。橋の上で手を合わせて司之介の無事を祈ると、中州のような場所を力なく歩く父の姿が目に飛び込んできました。
トキが必死に司之介に駆け寄ると、司之介は衝動的に水辺へと逃げ込みます。トキも父を追いかけ、2人はずぶぬれに。
「生きちょっただけで、十分やけん。帰るよ!」とトキは必死に訴えます。そこへ、母・フミも現れました。
今日の朝ドラ名言【2025年10月2日(木)放送 第4話】
フミ「あなたがいないと、おいしくないのよ。大好きなしじみ汁が。ちっとも!」
司之介はようやく頑なな態度を軟化させ、「よき娘に育った」とトキに語り掛けました。
トキとフミが安堵したのも束の間、突然、司之介は妻に向かって土下座。数日前にウサギ相場が暴落し、一生かかっても返しきれない借金を負ってしまったことを告白したのです。「ウサギ1羽で100年学校に通えるほどのお金が儲かる」との話から運命が暗転。トキは、あまりのショックに倒れてしまいました。
当時は不慣れな商売を始めて失敗し、困窮する士族が大勢いました。
「士族の商法」と揶揄されましたが、語られることのない悲惨な事例がたくさんあったことでしょう。トキは小学校に100年通うどころか、明日から通えなくなってしまいました。#岡部たかし #福地美晴#ばけばけ pic.twitter.com/TttTrRAFnX
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 1, 2025
希望が見えてきた前回の放送からのあまりの落差に視聴者は絶句。松野家の生活を心配する声が寄せられています。
父・司之介帰還! 久々に一家で囲んだ夕食の『しめこ汁』の正体に祖父・勘右衛門絶叫
さて、司之介が帰還して久々に一家が揃った日の夕食には『しめこ汁』という豪奢な汁物が供されました。そのおいしさにトキは目を見張り、勘右衛門も「うまい」と絶賛。
しかし「『しめこ汁』とは、何の汁だ」との勘右衛門の問いに、フミも司之介も言葉を濁します。嫌な予感がしたトキが襖を開けると、そこには空っぽになったウサギの飼育箱と、勘右衛門がウサ右衛門に作ってあげたちょんまげの鬘があるばかり。「ウサ右衛門!」という勘右衛門の悲痛な声が響き渡りました。
衝撃的な結末となった司之介さんの商いでした。
明治初期にあったという“うさぎブーム”。
あまりの加熱ぶりに、うさぎをめぐる詐欺事件や傷害事件が起きるなどしたため、うさぎに税が課され、うさぎの価格は暴落。あっという間にブームは去ってしまったのだそうです。#福地美晴#ばけばけ pic.twitter.com/e1YwsRAcbJ— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 1, 2025
勘右衛門とトキがかわいがっていたウサ右衛門の悲痛な運命に、視聴者は阿鼻叫喚。「ウサ右衛門が『しめこ汁』に!?」と、SNSは騒然となり、成長したトキを演じる髙石あかりさんも「うさえもーーーん!!!!!」と動揺を隠せません。
うさえもーーーん!!!!!#ばけばけ
— 髙石あかり (@takaishi__akari) October 1, 2025
松野家が絶望に打ちひしがれていた頃、アメリカではトキの将来の夫であるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が職を失い、餓死寸前の状況に追い込まれていました。トキとヘブンが出会うまで、5612日。この世をうらめしく思う2人は、今後どうなるのでしょうか。