【今日の朝ドラ名言「ばけばけ」第2話】傳「商いを始める」

#朝ドラ「ばけばけ」レビュー 公開日:2025.09.30

2025年9月30日(火)に放送された朝ドラ『ばけばけ』第2話では、少女時代の松野トキ(福地美晴)が小学校の先生を志すと宣言。お稽古先の上級武家、雨清水家でタエ(北川景子)に一喝される様子が描かれました。

 

父と祖父にずっと武士でいてもらうため、トキは小学校の先生になると宣言

トキの父、司之介(岡部たかし)はトキを武士の娘として厳しく養育しています。変わりゆく時代の中、松野家の面々は武士としての誇りを保ち続けようと必死。しかし、父の司之介は無職、祖父の勘右衛門(小日向文世)は隠居で、松野家の生計は母のフミ(池脇千鶴)の内職によって支えられており、困窮を極めています。

トキの学校には武家の子弟が多く通っており、教師の谷川原(岡部ひろき)は時代に抗う松野家に批判的。生徒たちに新しい世を生き抜く力を身につけさせようと心を砕いています。

ある日の授業では、生徒たちはそれぞれ半紙に自分の志を書いて級友たちの前で発表。トキの親友、野津サワ(小山愛珠)は、一家の暮らしを支えるために小学校の先生を目指したいと宣言し、トキはそれに触発されます。

その日の夕食時、トキは家族の前で小学校の先生を志すと宣言。驚く家族に「ずっと武士でいてごしなさい」と頭を下げます。トキの決意の裏には、父と祖父の矜持を守りたいという思いがありました。それを聴いた両親、祖父は複雑な表情。喜んでもらえるとばかり思っていたトキは、首を傾げます。

後日、遠縁の雨清水家にお稽古に行ったトキは、雨清水タエに「本日でお稽古事を終わりにしたく存じます」と訴えました。小学校の先生になりたいという志を語るトキを、タエは一喝。「武士の娘は、金を稼いだりいたしません」と武士の娘としての心得を説きます。

タエが気を取り直してお稽古を始めようとしたところ、夫の傳(堤真一)が現れました。傳の姿を見た一同は絶句。傳の髷は切り落とされ、ざんぎり頭になっていたのです。

視聴者は、気品あふれるタエ、人格者ぶりが伺える傳の様子を称賛。公式Xには「タエさんの美しさに圧倒されました」「傳さんは時代の変化に順応しようとしているのですね」などの声が寄せられました。

 

雨清水傳は商いを始めることを決意!

「武士の時代はもう終わりじゃ」と語る傳。タエは、そんな夫を睨みつけます。傳は、その気迫に押されつつも「近いうちにわしはここで、織物の工場を始めようと考えておる」と続け、驚きのあまり声を震わせるタエに、

今日の朝ドラ名言【2025年9月30日(火)放送 第2話】
傳「商いを始める」

と明言しました。

公式Xでは、作中でも登場した傳の断髪前の写真がカラー版で公開されています。傳の断髪は、周囲の人々に衝撃を与えました。

帰宅後、傳が髷を落として商いを始めることを知った司之介は驚きを隠せません。トキはなおも「父上はどうか武士をお続けになってごしなさい」と殊勝な様子。

その後、帰宅したトキを両親と来客の男性(田中穂先)が迎えます。大人たちが囲んでいた謎の箱の中にいたのは1羽の兎。これは、家族の窮状を打開するための一手なのでしょうか。次の放送が待ちきれません。