【朝ドラ「あんぱん」第120話レビュー】ついにアンパンマンが誕生!東海林の訃報とアンパンマンの誕生に視聴者も涙
2025年9月12日(金)に放送された朝ドラ「あんぱん」第120話。東海林(津田健次郎)の訃報とアンパンマンの誕生に視聴者から多くの声が寄せられました。
琴子から届いた東海林の訃報
東海林が訪ねて程なくして、高知から手紙が届きます。差出人は石清水(倉悠貴)と結婚した琴子(鳴海唯)からでした。のぶ(今田美桜)は笑顔で封を開けますが、そこに書かれていたのは東海林の訃報のお知らせ。医者に止められながら、東海林は入院していた病院を抜け出してのぶと嵩(北村匠海)のもとを訪れていたのです。
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高知にいる”岩清水”琴子から届いた手紙。
それは、東海林が亡くなったという報せでした。
実は、東海林は二人に確かめたいことがあると、入院していた病院を抜け出し、東京にやってきたのでした。#今田美桜 #北村匠海#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/A3XbRcCXNa
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) September 11, 2025
東京から高知の病院に戻った東海林は、お見舞いにきた琴子たちに「あの2人はついに見つけたぞ。逆転しない正義を」と嬉しそうに語り、しばらくして息を引きとりました。東海林の最後の願いが届けばと思いペンを取ったと綴られていた手紙に、言葉を失う2人。命を削って会いに来てくれた事実を知った嵩は、仕事部屋に向かいます。
「おまんらはついに見つけたにゃ。逆転せんもんを」と真剣な眼差しで話す東海林と、「アンパンマンはもっと飛べる」というのぶの言葉を浮かべる嵩。机に向かい、朝になってのぶが声をかけるまで描き続けるのでした。
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「…命を削って、会いに来てくれたんだな…」
全神経を研ぎ澄まし、何かに突き動かされるように描き始めた嵩✍
🔻ついに誕生したのは、みんながよく知る…https://t.co/hdTft6hlDb#今田美桜 #北村匠海#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/YpmBb1kPpQ
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ついにアンパンマンの誕生!
「できた」と言って、手を止めた嵩。そこにはあんぱんの顔をしたキャラクターが、空高く飛ぶ姿が描かれていました。「こんなヒーロー初めてみた」と笑顔で見るのぶ。「アンパンマンはお腹を空かせて困っている人に自分の顔を食べさせて、ボロボロのマントを翻し夕暮れの空を飛ぶんだ。たとえ自分の命が終わっても」と嵩が説明します。続けて「大丈夫。アンパンマンの命は終わらない。続くんだ」と補足。パン作りのおじさんが新しい顔を乗せている絵をみて、「うち、こういうヒーローずっと待ちよった気がする」とのぶは涙を流します。
昭和48年10月、嵩が新たに生み出したアンパンマンは子ども向けの月刊絵本として刊行され、幼稚園や図書館に置かれることになりました。一方、登美子(松嶋菜々子)からお茶を学んだのぶは、自宅で小さな茶道教室を開きます。教室が終わって、生徒たちにアンパンマンの絵本を見せるのぶ。物語そのものには好意的な声が寄せられたものの、顔を食べる設定には戸惑う声も。家族に感想を聞いてみても、大人には高評価だった反面、子どもたちは顔が食べられて痛くないのかという反応が見られたと聞きます。のぶは少し落ち込みながらも、「うちはへこたれんき」と自分に言い聞かせるように呟くのでした。
のぶは八木(妻夫木聡)のもとを訪れ、アンパンマンの絵本を手渡します。子どもたちがいる部屋に絵本を置くと、1人の女の子が絵本を手に取りページをめくり始めました。その様子を笑顔で見つめるのぶ。女の子は夢中になって読み進め、笑いながら絵本を楽しんでいるのでした。
東海林が医者に止められてまでも、2人のもとを訪れた理由に視聴者は涙。「朝から泣いた」「東海林編集長…」と東海林の訃報に、ネット上では多くのコメントが寄せられていました。
アンパンマンが誕生し、少しでも多くの子どもたちに読んでもらいたいと奮闘するのぶと嵩。国民的なキャラクターになるまでのこれからのストーリーに目が離せません。