【朝ドラ「あんぱん」第118話レビュー】『詩とメルヘン』刊行で忙しく働くもアンパンマンの人気は出ず… そんな中再登場した“ある人物”に歓喜の声が殺到

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.09.10

9月10日放送のドラマ『あんぱん』第118話。本に掲載されることになった「アンパンマン」ですが、子どもたちからの評価はあまり芳しくありません。そんな中、ラスト30秒に登場した“ある人”に「まさか再登場があるとは思わなかった!」と歓喜の声があがっています。

 

ようやく「アンパンマン」が掲載されるもその評判は…

今田美桜演じる柳井のぶは、嵩(北村匠海)に内緒で八木(妻夫木聡)の呼びかけで集まった子どもたちに「アンパンマン」の読み聞かせをしていました。食べるものもなく、死にそうになっている子どもたちにあんぱんを差し出すアンパンマン。心を込めて読み聞かせるのぶですが、子どもたちの反応は「あんぱんじゃなくて、アイスクリームがいい」というものでした。

あまり受けが良くなかったことについてのぶは落胆しますが、アンパンマンをみんなに知って欲しいという自分の願いのために、また読み聞かせをさせて欲しいと八木へ頼みます。そんなのぶに、蘭子(河合優実)は「こじゃんとええ話やね。ただ、読者を選ぶっていうか、万人受けはせんと思う」とアンパンマンのことを評価するのでした。

アンパンマンは中々人気にはなりませんが、それからしばらくして上映された嵩の監督作『やさしいライオン』は大きな話題に。のぶの母・羽多子(江口のりこ)や嵩の母・登美子(松嶋菜々子)も映画館で感動の涙を流します。そして、それから3年――。のぶは、相変わらず子どもたちにアンパンマンを読み聞かせていました。

 

嵩とのぶの元を訪ねてきた人物とは?

その頃嵩は、八木の会社「キューリオ」から出版される雑誌『詩とメルヘン』の編集長を務めていました。『詩とメルヘン』は応募のあった中から詩を載せる、新しい雑誌です。嵩は弟の勧めで漫画を投稿したかつての自分のように、若い新人たちに発表の場を作ってあげたいとの思いで、八木に雑誌の刊行をお願いしたのでした。

漫画家・詩人・作詞家・絵本作家・映画監督だけでなく、編集長という肩書も加わり忙しい毎日を送る嵩。そんな中でも、アンパンマンの続きを描きたいという気持ちは忘れていません。しかし、何か1つ足りない気がして描けずにいました。そしてのぶが読み聞かせをしていることを知り、アンパンマンの人気の無さも改めて思い知らされます。しかしのぶは、

「私はいつか、アンパンマンは高い空を飛ぶと思うちゆう」

と、希望を捨ててはいないのでした。

そんなある日、嵩とのぶが住むマンションにある人物が訪ねてきました。のぶが玄関を開けると、その人物は「やあ、のぶ。しばらくやにゃあ」と笑顔を見せます。訪ねてきたのは、高知新報時代の上司・東海林(津田健次郎)でした。

東海林が登場したのは実に6週ぶり。懐かしい顔に、視聴者からも「東海林編集長の再登場嬉しすぎる!!」「わー! 東海林さん会いたかった!」などと喜びの声が相次ぎました。東海林との再会は嵩とのぶに何をもたらすのか。今後の展開が楽しみです。