【朝ドラ「あんぱん」第115話レビュー】ヤムおじさんが再登場! 久しぶりの姿に視聴者も大興奮

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.09.05

2025年9月5日(金)に放送された朝ドラ「あんぱん」第115話。ヤムおじさん(阿部サダヲ)こと草吉の久しぶりの登場と初めて明かされた過去の告白に、視聴者から多くの声が寄せられました。

 

初めて明かされるヤムおじさんの過去

八木(妻夫木聡)の会社にあんぱん100個を持って現れた草吉。そこに蘭子(河合優実)が鉢合わせし、「逃さんで」と引き止めます。そして柳井家のマンションに草吉を連れて行き、羽多子(江口のりこ)は驚いて腰を抜かしました。

会話が弾み、和やかな雰囲気の中で過ごす一同。会話の中で、嵩とのぶ(今田美桜)が結婚したことに、草吉は驚きます。そして愛国の鏡であったのぶが立ち直れるのか、心配だったと初めて胸の内を明かしました。それに対して、嵩がいたからと話すのぶ。「絶望の隣はまんざら捨てたもんじゃなかったってことか」と、草吉は安心した表情を見せるのでした。

一方、嵩は誰も入ったことがない手嶌(眞栄田郷敦)の仕事部屋を訪れます。「まだ半分夢の中にいるようだ」と落ち着かない嵩。

嵩に「イキイキとしたキャラクターをぜひとも表現してほしい」と頼む手嶌。嵩が主役の男について聞くと、まだ固まっていないと答えます。すると嵩は、「風来坊はどうですか」と提案。「昔すごく面白い風来坊のおじさんがいて」と草吉のことを思い出すのでした。

マンションに戻ると、先ほどまで草吉がきていたと知らされ、会いたかったと残念がる嵩。その後、のぶと2人きりになった時にのぶが、ヤムおじさんのことを何も知らなかったと落ち込む様子を見て、何があったか嵩は訪ねました。

昼間に「草吉を家族のように思っていたのに、自分のことは何も話さず心に垣根を作っていた」と話す羽多子。草吉は冗談を交えつつ、自分の過去を語り始めました。パンの修行に行ったカナダで戦争に行き、なんとか命拾いして日本に戻った草吉。その時に国や戦争に2度と振り回されないと決め、そこからは根無草だと話します。のぶはその出来事を嵩に話しながら、「ヤムおじさんの心にはまだ棘が刺さっている」と、ため息をつくのでした。

 

のぶと嵩は自分達に何ができるのか考え始める

8月15日に黙祷を捧げるのぶ・嵩・羽多子。嵩は千尋の姿を思い浮かべていました。のぶと2人きりになった嵩は、「僕らは無力だ。でも何かせずにはいられない気持ちだ」と語ります。そして千尋(中沢元紀)を失った登美子(松嶋菜々子)をはじめ、戦争で心に傷を負っている人々の心の棘を抜いてあげたいと続ける嵩。のぶも同じく思いを巡らせます。

そんな中「美しいものを作ることができる人は人を助け、喜ばせることもできる」と清(二宮和也)の言葉を思い出す嵩。ふと、机の引き出しにあったマント姿のおじさんのイラストを取り出すのでした。

久しぶりの草吉の登場に「掛け合いにほっこりする」「ヤンおんちゃんの心の傷を癒やしたい」と、ネット上ではさまざまな声が寄せられています。何が人の心を癒やすのかを考える嵩とのぶ。手に取ったイラストをきっかけに動き出す展開から目が離せませんね。