【朝ドラ「あんぱん」第114話レビュー】天才・手嶌治虫登場! 崇の運命が変わった日

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.09.04

2025年9月4日(木)に放送されたドラマ「あんぱん」第114話。今日は、崇(北村匠海)が漫画家生命をかけて応募した懸賞漫画の受賞発表日です。緊張した表情で崇が雑誌のページを開くと、そこには“大賞受賞作『ボオ氏』やない・たかし”の文字が。大賞と雑誌での漫画連載を勝ち取った崇の漫画家人生は、ここから大きく変化していくことになるのでした。

 

受賞を祝うパーティーを開催

大賞受賞から数日後。八木(妻夫木聡)は自身の会社にのぶ(今田美桜)や羽多子(江口のりこ)、メイコ(原菜乃華)、健太郎(高橋文哉)、蘭子(河合優実)、たくや(大森元貴)を招き、崇の受賞祝いを開きました。

「受賞の感想をひと言お願いします」とたくやに言われ、半ば無理矢理みんなの前へ押し出される崇。「ようやく胸を張って、僕は漫画家だと言える…かもしれません。ほんとに皆さんありがとう」と、はにかみながら崇が挨拶すると、今度は健太郎がのぶにも挨拶するよう迫ります。崇の横に並んだのぶは「私は主人が賞を取ったこと以上に、主人が今日も笑っていて、皆も笑ってる。そんな日々が愛おしくてたまりません。ありがとう」と笑顔で挨拶。のぶの優しい言葉に、会場の皆からも思わず笑みがこぼれました。

 

まさかの来客! 崇の人生が大きく変わる瞬間

ある日、のぶが登美子(松嶋菜々子)から本格的に茶道を習っていると、突然チャイムの音が。のぶが玄関を開けると、そこには手嶌治虫(眞栄田郷敦)が立っていました。まさかの来客に、目を丸くするのぶ・羽多子・登美子。突然の出来事に戸惑いながらも、のぶは手嶌を部屋へ案内しました。

のぶが出したお茶を、完璧な作法でたしなむ手嶌。品のある佇まいに3人が見惚れていると、突然、手嶌が畳の上へ倒れ込んでしまいます。3人が驚いて近付くと、そこには子どものような顔で寝息を立てる手嶌の姿が。手嶌は連日の忙しさに耐えきれず、思わず眠ってしまったようでした。

しばらくして、自宅に帰ってきた崇がのぶの元へ向かうと、そこにはスヤスヤと茶室で眠る手嶌の姿が。「どうして手嶌治虫がうちの茶室で…!」と思わず大きな声を出す崇。すると、その声を聞いて手嶌が目を覚ましました。

『千夜一夜物語』を題材に、大人のためのアニメーション映画を作りたいと話す手嶌。手嶌は映画のキャラクターデザインを崇に依頼したいと話します。突然の話に驚く崇。手嶌は崇が描いた雑誌の表紙を見せ、「こういう女性の絵を描ける作家を探していたんです」と話しました。続けて、『やさしいライオン』も素晴らしかったと話す手嶌。雲の上の存在だと思っていた手嶌から嬉しい言葉をかけられ、崇は喜びと興奮が止まりません。

「必ず、やないたかしさんはすごい作品を描きます。僕と仕事をしてください」熱い言葉とともに手を差し出す手嶌。崇も手嶌の手を握り、「心して、お受けします」と熱く返しました。

SNSでは、「2人の出会い、熱くなりました」「崇くんに後々語り継がれる大作アニメ映画のオファー来たー!」と、崇と手嶌のタッグに盛り上がる視聴者が続出。崇は『千夜一夜物語』でどのようなキャラクターを生み出すのか、楽しみですね。