【朝ドラ「あんぱん」第110話レビュー】「涙なしでは聞けない」 嵩が考えたラジオドラマの結末に視聴者も涙
2025年8月29日(金)に放送された朝ドラ「あんぱん」第110話。嵩(北村匠海)が緊急で作ったラジオドラマ「優しいライオン」の結末に、視聴者から感動したと多くの声が寄せられました。
新居での生活がスタートし一波乱
新しい住まいへと引っ越した嵩とのぶ(今田美桜)。嵩専用の仕事部屋があり、こじんまりとした茶室も備えられています。そして羽多子(江口のりこ)もついに同居を決意し、上京してきました。机を囲んで雑談する3人。羽多子は「隠居するつもりはない」と言い、「アポロというロケットで宇宙に行こうと思う」と冗談を交えながら、1つの箱を取り出します。中には結太郎(加瀬亮)からもらったたくさんの手紙が入っており、手紙に書いてある場所を旅したいと照れくさそうに話す羽多子。嵩とのぶもその思いにあたたかく応えます。
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新しい住まいに引っ越した、のぶと嵩🏠
羽多子もついに同居を決心し、上京しました。
「結太郎さんが手紙をくれた場所に旅をしてみたい」
そんなずっと前からの夢をかなえたいと、照れくさそうに話す羽多子です🤭💓#今田美桜 #北村匠海 #江口のりこ#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/ksa5to5biO
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) August 28, 2025
嵩の仕事部屋で羽多子の話をする嵩と健太郎(高橋文哉)。ちょうどそこに羽多子がお茶を持ってきました。タイミングよく電話が鳴り、「まいど」と言いながら受話器を取る羽多子。しばらく話を聞いた後、「承知しました」と電話を切ります。電話の相手は山田ディレクター。ラジオドラマに穴が空いたため、大至急脚本を書いてほしいと頼まれたそうです。明日の朝までの締切に驚く嵩と健太郎。その後のぶが帰宅すると、羽多子が「嵩さんの仕事は食堂の出前のように受けたらいかんね」と反省しているのでした。
「ごめんね、うちのお母ちゃんのせいで」と申し訳なさそうに謝るのぶ。その言葉を聞いた嵩は、引き出しから1枚のイラストを取り出しました。以前書いた短いラジオドラマをアレンジしたらいいのではとアイデアが浮かんだのです。
物語のタイトルは「優しいライオン」。母を失ったライオンのブルブルと、子どもを失った犬のムクムクの物語をのぶに聞かせます。ただ、優しいライオンの物語は残酷な結末で終わっており、続きを書きたいと思いながらもためらう嵩。嵩の2人の母親たちがこのドラマを聞いたらどう思うのか、傷つくのではないかと不安があったのです。そんな嵩に「書きたいと思うなら書いた方がええで、今がその時でないが」と伝えるのぶ。背中を押された嵩は、一晩で30分のラジオドラマを書き上げました。
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羽多子が引き受けてしまった、嵩のラジオドラマの仕事☎
明日の朝までに脚本を書かなければならない嵩は、以前手がけた作品をアレンジして書き上げようと思いつきます。
🔻タイトルは『やさしいライオン』🦁https://t.co/Ame45bZbka#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/p1uzryjvJ7
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) August 29, 2025
書き上げたラジオドラマが放送される
放送されたラジオドラマに、それぞれの場所で耳を傾ける人々。千代子(戸田菜穂)は涙を流しながら聞き入り、登美子(松嶋菜々子)は真剣な表情で外を見つめながら静かに物語を受け止めていました。そして「年寄りの犬を乗せたライオンが空を飛んでいくのを見た人がいた」というラストを聞き、登美子は静かに微笑みます。
物語の結末はかつての残酷な終わり方ではなく、2匹が再び一緒になって旅立つ温かなラストに書き直されていました。ラジオを聞いたのぶは、嵩に「すごく素敵だった」と伝えます。そして最後の場面には、ブルブルとムクムクが2匹で空を飛ぶイラストが、優しいタッチで描かれるのでした。
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『やさしいライオン』は、母親を失った赤ちゃんライオンと、子どもを失ったお母さん犬の物語🦁🐶
嵩の実の母・登美子と、育ての母・千代子、それぞれがラジオに耳を傾け…
🔻あの有名漫画家も聴いていて…https://t.co/HjwziI2noo#松嶋菜々子 #戸田菜穂 pic.twitter.com/8HfTvSKvan
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優しいライオンのラストにネット上では、「ライオンの話に聞き入っていた」「号泣してしまった」と物語の背景に感動する声が続出しました。
新居での生活がスタートした嵩とのぶ。活躍の場を広げる嵩と、それを支えるのぶの姿にこれからも注目です。