【朝ドラ「あんぱん」第109話レビュー】「めげずに描きなよ」小さなファンからの生意気アドバイス

#朝ドラレビュー 公開日:2025.08.28

2025年8月28日(木)に放送されたドラマ「あんぱん」第109話。崇(北村匠海)のファンだという小学4年生の女の子・中里佳保(永瀬ゆずな)が、崇の家を尋ねて来ました。歯に衣着せない物言いをする佳保に、崇とのぶ(今田美桜)はたじたじ。しかし、佳保はある悲しい出来事によって、素直になれないだけなのでした。

 

初対面でも容赦なし!小さなファンの訪問

崇と手紙のやり取りをしていた佳保は、崇の家へ祖父の砂男(浅野和之)と遊びにやってきます。のぶが笑顔で声をかけますが、「家があんまりボロだから固まってた」と、いきなり失礼な返しをする佳保。

招き入れたあとも、家の中をジロジロ見ながら不満げな様子を見せます。「サイダーないの?」と、またもや失礼なことを言い出す佳保。のぶが用意したあんパンに対しても、「お金なくて大変なんだよ、きっと」と言って、食べるのを拒否します。

空気を変えるため、「佳保ちゃんは『愛する歌』のどこを気に入ってくれたのかな?」と質問する崇。ところが、佳保の返事は「この程度なら私にも書けるかもと思って、嬉しくなった」と毒舌です。さらに、サインと漫画の代表作を描いてほしいとお願いされますが、何を描こうか悩む崇を見て、「ないのか」と言われてしまいました。

たじたじになる崇に、佳保は太ったおじさんの絵を指さして「これは?」と問いかけます。崇が「それも売れなかったんだ」と答えると、今度は砂男が「でしょうなぁ」と失礼な反応。佳保の歯に衣着せない物言いは、砂男ゆずりなのだと強く感じる崇なのでした。

 

大切な人を亡くした心に寄り添う崇の詩

お手洗いから出たタイミングで蘭子(河合優美)と鉢合わせた佳保とのぶ。のぶが「がっかりさせて帰してしまいそうや」と蘭子に話していると、佳保が「そんな期待して来たわけじゃないから気にしないでください」とぶっきらぼうに反応します。「蘭子やったら負けんかも」と、のぶは蘭子に佳保の話し相手になってほしいとお願いしました。

外で蘭子と映画の話で盛り上がる佳保。その様子を家の中からのぶが見守っていると、砂男から、最近佳保の父親が亡くなったと打ち明けられます。佳保は、その寂しさを隠すために虚勢を張っていると話す砂男。しかし、そんな佳保を救ったのは崇の詩だと話し、頭を下げました。

3人が外に出ると、「佳保ちゃんと私、好きな詩おなじなの」と話す蘭子。その詩は、崇が作った『てのひらのうえのかなしみ』でした。

崇がお礼を言うと、照れくさそうにうなずく佳保。崇は続けて佳保の似顔絵を描いた色紙を渡します。恥ずかしさから「絵あんまり上手くないよね」と文句を言う佳保。しかし、「さっき見た太ったあんパンのおじさんは、なんか好きだったよ」と照れくさそうに言うと、「めげずに描きなよ」と生意気なアドバイスをして笑顔で帰って行きました。

佳保のモデルは「あんぱん」の脚本を担当した中川ミホさん。SNSでは「やなせ先生に似顔絵を描いてもらえた方が脚本家として成功し、それをドラマに書けるというのは奇跡的すぎ!」と2人の関係に多くの視聴者が驚いていました。

毒舌ながらも崇を励ました佳保の言葉が、崇のこれからに新たな力を与えてくれそうですね。