【朝ドラ「あんぱん」第108話レビュー】詩集重版に喜ぶ嵩とのぶ 夫婦で同じ方向を向いていることを羨ましく思うメイコは…?

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.08.27

いよいよ嵩(北村匠海)の詩集『愛する歌』の発売を迎えた、8月27日(水)放送のドラマ『あんぱん』第108話。詩集の売れ行きも気になるところですが、SNS上では夫婦関係に悩むメイコ(原菜乃華)が「いじらしくて可愛すぎる」と話題になっています。

 

嵩の詩集の売れ行きは?

嵩の詩集『愛する歌』の発売を記念して、“やないたかしサイン会”が開催されました。場所が婦人下着売り場ということで嵩は気後れしますが、予想に反してサイン会は盛況。男性ファンも意外といるようで、続々とお客さんがやってくる様子に嵩だけでなく“九州コットンセンター”の面々も一安心です。

サイン会が好評だっただけでなく、その後も嵩の詩集は売れ行き好調。重版も決定しました。重版の知らせを聞いた嵩は驚きますが、のぶ(今田美桜)ははしゃいではいるものの驚きはしない様子。嵩がなぜかと尋ねると、「売れると思ってたから」と自信満々の答えが返ってきました。のぶは嵩の才能を信じているのです。

詩集が売れた喜びを分かち合う嵩とのぶを見て、メイコは思わず「えいなあ……」と呟きました。今は夏休み。子どもたちは九州の祖父の家に遊びに行っているため夫婦水入らずで過ごせるはずが、夫の健太郎(高橋文哉)は仕事が忙しく時間がありません。また、家で健太郎は仕事の話をせず、もう何年もメイコのことを名前で呼んではいないそう。

「うちは、健太郎さんのママやないのに」

メイコはたまにはオシャレをして、“母”じゃなく“妻”として健太郎と出かけたり、過ごしたりしたいのです。

 

メイコのことを書いた「えくぼの詩」

思いつめた様子のメイコを心配して嵩は健太郎に話をしますが、男2人はとんちんかんなことばかり。しびれを切らせたのぶは、嵩の詩集の中のある“詩”を健太郎に見せました。それは「えくぼの歌」というタイトルの詩。メイコのようにいつも笑顔で周りを明るくしてくれる人の、悲しい気持ちを書いた詩です。

同じ詩を、メイコは喫茶店で読んでいました。その顔には、いつもの明るい笑顔はありません。そこへ健太郎がやってきて、メイコが悲しい気持ちになっていたのに気づかなかったことを謝り「泣きたい時は、俺の胸で泣いてほしか」と伝えました。

「メイコ、キレイだ」

健太郎が自分のことを大切に思ってくれていることを知って、メイコにようやく笑顔が戻ります。そして2人は、手を取り合って久しぶりにデートに出かけるのでした。

育児も頑張ってくれて仕事も忙しい健太郎に、“こっちを見て欲しい”と伝えられなかったメイコ。そのいじらしい気持ちにネット上では「わかる…お母さんの役割“だけ”になっちゃうのが寂しかったんだよね」「健太郎さんのこと、2児の母になっても大好きなのが伝わってくる」と共感の声が寄せられました。

雨降って地固まった今回のお話。夫婦だからこそ、気持ちは言葉にしないと伝わらないものなのですね。