【朝ドラ「あんぱん」第102話レビュー】ついに明かされた八木の過去! 果たされなかった「絶対」の約束
2025年8月19日(火)に放送されたドラマ「あんぱん」第102話。コーヒーを飲みながら互いの過去を静かに語り合う八木と蘭子の様子が描かれ、「八木さんの台詞好きだなあ」「胸がギュッとなるシーンが多かった」と視聴者を盛り上げました。
息子の活躍を喜ぶ登美子とすれ違う夫婦の想い
仕事をクビになり落ち込むのぶは、登美子の自宅を訪れ話を聞いてもらっていました。その時、お茶の教室を始めた登美子を訪ねてきた2人の弟子。帰宅後のぶは、嵩に登美子の自宅での顛末を伝えます。
嵩が作詞だけでなく、三星百貨店の包装紙デザインへ携わったことを自慢する登美子。弟子からの賞賛を聞いた彼女は、「やはり本人が好きな道に進むのが一番ですね」と嬉しそうに笑います。この話を聞いた嵩は、思わず口からお茶を噴出。「よく言うよ。医者になれってあんなにけしかけたの、忘れたのかな」と、登美子の華麗な手のひら返しに少なからず不服そうな表情を見せるのでした。
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お茶の教室を始めた登美子は、弟子に嵩の活躍を自慢し…
「子どもの頃は絵ばかり書いていて、夢見がちな子だったんです。やはり本人が好きな道に進むのが一番ですね」
よく言うよ!と嵩がツッコむのも分かる手のひら返しぶりです🙂↕️#北村匠海 #松嶋菜々子 pic.twitter.com/iQrAGW6FlZ
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「手嶌治虫みたいな売れる漫画何で描かないの!」といった小言を警戒する嵩は、登美子に会うことを躊躇していました。「のぶちゃんもそう思ってる?」と尋ねる嵩へ、のぶは「私は、嵩さんが好きな漫画を描いてくれたらそれが一番うれしいき」と一言。それはのぶが嵩を信じているが故の言葉でしたが、思うように漫画を描けていない現在の嵩にとっては、「一番胸に刺さる言葉」になってしまうのでした。
八木と蘭子、互いに晒した重い過去
八木の会社が手がけるビーチサンダルの紹介記事を書く蘭子。社員の粕谷が「『絶対』ビーチの人気者になる」という表現を提案しますが、「絶対」という言葉は使いたくないと蘭子がそれを却下します。彼女の表情からただならぬ気配を感じ取ったのでしょう、蘭子の言葉を尊重した八木は記事を修正しないことを決めました。
その後八木は、最近の蘭子の映画評論記事について「試写室でもあら探しばかりしてるんじゃないか?そんな見方をして、一番不幸になるのは映画を愛している君なのに」と指摘。痛いところを突かれついカッとなった蘭子は「八木さんはどうなんですか?いつもニヒルなことおっしゃって、誰にも心を開かない。家族も持たない。そんな方に愛とか言われたくありません」と言い放ち、八木の会社を後にするのでした。
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蘭子が書く最近の映画評は、作品をけなしてばかりいると、苦言を呈す八木は…
「そんな見方をして、一番不幸になるのは、映画を愛してる君なのに」
「誰にも心を開かない、家族も持たない…そんな方に愛とか言われたくありません」#河合優実 #妻夫木聡 pic.twitter.com/Qy6ZENUHcI
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後日再び八木のオフィスを訪れた蘭子は、自らの発言を謝罪。謝罪を受け入れた八木とともに、互いの過去を話し始めます。
当時の妻や子供に「絶対に生きて帰る」と約束し、戦地へ赴いた八木。彼が復員した時には既に、2人は福岡の空襲で亡くなっていました。一方の蘭子も、かつて「絶対に生きて帰る」と言い残し戦地で散っていった夫・豪の話を八木へ伝えます。重い空気の中、八木と蘭子は2人静かにコーヒーを啜るのでした。
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のぶと嵩から八木の過去を聞き、謝りに来た蘭子。
「…ご家族は…戦争で?」
🔻互いに戦争で失ったものについて話し…https://t.co/fCul3sAikz#河合優実 #妻夫木聡#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/vGyv8VvV11
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ネット上では「蘭子と八木さん、お互いに気遣いしない間柄になれそう」「消える事のない悲しみを抱えた2人だからこそ共感出来る事があるんだね」といった声が多く見られました。戦争によって大切な存在を奪われ、今も前に進みきれていない八木と蘭子。2人の幸福を祈るばかりです。