【朝ドラ「あんぱん」第99話レビュー】崇に託された舞台美術! 初挑戦に奮闘する日々
2025年8月14日(木)に放送されたドラマ「あんぱん」第99話。崇(北村匠海)は、たくや(大森元貴)から「明日までに舞台美術のイメージを描いて来てください」と、半ば強引に舞台美術の仕事を依頼されます。永輔(藤堂日向)の奇人ぶりや、たくやの無茶な要望に愚痴りながらも、もくもくと仕事へ打ち込む崇。のぶ(今田美桜)はそんな崇の姿を見て、やさしく微笑むのでした。
舞台美術制作に初挑戦する崇
翌日、舞台美術のイメージ画を見せに行った崇に、「いいですねぇ。こんな感じで、あと3つほどお願いしますよ」と告げる永輔。舞台美術を制作したことのない崇は、「僕、舞台は初めてなんだ。だから装置についてとか、改めてイメージを教えてくれ」と2人に頼みます。
しかし、永輔からは「僕もたくちゃんも、ミュージカルは初めてです。だから、柳井さんが面白いと思うことがあれば、どんどんおっしゃってください」と、まさかの返答。たくやからも「柳井さんなら絶対いいアイデアを思いつきます。いいものを作るために、頑張りましょうね」と言われてしまいます。慎重派な自分とは正反対の2人に圧倒される崇。そんな2人から絶大な信頼を向けられた崇は、思わず「…うん」と返事をしてしまうのでした。
🏃♀️#あんぱんあれこれ🖌
嵩は『見上げてごらん夜の星を』の舞台美術のイメージを描きました🌟
「さすが柳井さん!」と、たくやと永輔にも気に入ってもらえて、嵩はうれしそうでしたね😁#朝ドラあんぱん 見逃し配信中📱https://t.co/8ZBZbx4MVU pic.twitter.com/xrPo8sGlle
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) August 14, 2025
帰宅後、今日の出来事をのぶに話しながら、「みんな個性が強すぎるんだ。ついていけんのかな… やっぱり僕ダメかも…」と弱音を吐く崇。しかし、のぶは崇の姿を見て「崇さん、楽しそう」と微笑みます。初めての経験や初めて出会うタイプの人々に戸惑いながらも、任された仕事を実直にこなす崇の姿は、のぶの瞳に輝いて見えるのでした。
名曲誕生の舞台裏
本番前日。リハーサルも佳境を迎えたタイミングで、永輔がたくやに劇中歌の修正を依頼してきました。まさかの指示にたくやも「本番は明日なんだけど、それでも変えるかい?」と聞き返します。しかし、永輔は「いいものを作るためですから」と一言。その言葉を聞き、団員からも思わず不満がこぼれます。一瞬言い返す素振りを見せる永輔ですが、軽く微笑み、稽古場から出て行ってしまいました。
休憩時間にロビーで天井を見上げる崇に、「“いいものを作る”これを言われちゃうとね、弱いんですよ」と明るく話しかけるたくや。通常なら永輔に怒っても良い場面ですが、たくやは早速曲の修正に取りかかると笑顔で崇に告げます。“いいものを作る”という熱い気持ちで結ばれた面々にとって、意見のぶつかり合いは日常茶飯事。ギリギリまで練り上げたミュージカルは、最高の作品に仕上がりました。
最終リハーサル前、劇場へ差し入れを持ってきたのぶに、永輔が「1曲だけでも聴いていってください。すばらしい曲ができたので」と声を掛けます。その曲は、後に名曲として世に知れ渡る「見上げてごらん 夜の星を」でした。
本番は立ち見客が出るほどの大盛況。みんなの努力が報われた瞬間でした。
SNSには「いいものをつくりたいときって、妥協したくないよな」「各々の舞台に対する想いが伝わって来ました」といった声が寄せられています。ミュージカルに携わったことで崇の漫画制作にも変化が現れるのか、楽しみですね。