【朝ドラ「あんぱん」第96話レビュー】「シルクをコットンにするとは…」八木さんのモデルに驚きの声が続出!

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.08.18

2025年8月11日(月)、ドラマ『あんぱん』の第96話が放送されました。嵩(北村匠海)はいよいよ百貨店を辞めて漫画家として独立することになりましたが、中々前途多難な様子。そんな嵩を取り巻く周囲の人々の正体に、「もしかして八木さんって…!?」と驚きの声が上がっています。

 

百貨店の仕事を辞めた嵩だが…

嵩の髪を切るのぶ(今田美桜)。切りながら、部屋の中に置かれた黒板をちらりと見て「あの黒板、スケジュールでいっぱいになるとえいね」と嵩に語りかけます。それに対して嵩は、「これで仕事来なかったらどうしようね」と少し気弱な返事。しかしのぶは「仕事がなかったら、私が嵩さんを食べさせちゃるき」と、嵩を励ますのでした。

これまで「嵩」と呼び捨てだったのぶの突然の「嵩さん」呼びに嵩は驚きますが、独立を祝って今日から「さん付け」で呼ぶことにしたと明かすのぶ。そして「嵩さんはこれから有名な漫画家の先生になるのに、呼び捨ては失礼やき」というのぶの言葉に、嵩は嬉しそうな表情を浮かべます。

とはいえ、順調に仕事が貰えるかというとそうではありません。仕事がないことを「独創漫画派」の仲間たちと喫茶店で嘆く日々。月刊誌連載の作家が行方不明になった穴埋めのため「メイ犬BON」という作品を描きますが、原稿完成間近で掲載は見送りになってしまいました。

 

のぶが「探しているもの」とは

一方、先日「秘書を辞めていい」と薪鉄子(戸田恵子)に言われたのぶは、彼女との関係がギクシャクしたまま。しかしのぶは、鉄子に「ここで働かせてください」と頭を下げます。嵩が独立したばかりで経済的に苦しいのはもちろんですが、ここで働いていればのぶの「探しているもの」が見つかる。のぶはそう信じているのです。

その後、八木信之介(妻夫木聡)が店長を務める雑貨店「九州コットンセンター」で、偶然嵩と出会った鉄子。鉄子は嵩に「のぶの探しているもの」とは何かを尋ねました。すると嵩は「何があっても逆転しない正義だと思います。僕らは2人でそれを探しているんです」と返答。のぶが戦争中の正義に流されて子どもたちを導いてしまったことを、今でも負い目に感じていると伝えます。

「逆転しない正義」に何か思うところのある表情を浮かべる鉄子。鉄子とのぶの関係性がまた変化していくのかどうか気になる今回のお話ですが、SNS上では八木の店の名前「九州コットンセンター」が話題に。「サンリオ」の前身「山梨シルクセンター」を思い出した人も多いようで、「八木さんってもしかしてサンリオの社長!?」「山梨を九州に、シルクをコットンにするとは…」「八木さんがその内あの可愛いキャラたちを生み出すってこと?」といった声が寄せられました。

他にも、「独創漫画派」メンバーの大島コオ(七瀬公)が河童の美人画でおなじみの「小島功」ではないかとも話題になっています。

果たして「逆転しない正義」は見つかるのか。今後の展開が気になります。