【朝ドラ「あんぱん」第92話レビュー】「たまるか~!」 夢へ1歩踏み出した嵩と思わぬ再会に揺れ動くメイコの乙女心

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.08.05

2025年8月5日(火)に放送されたドラマ「あんぱん」第92話。漫画家として小さな1歩を踏み出した嵩と上京したメイコが掴んだ大きな転機が描かれ、視聴者の間で「のぶも喜んでたし本当に良かった」「メイコの青春が動き出したか」と話題になりました。

 

懸賞漫画へ応募した嵩! 気になる結果は……

のぶに背中を押され、懸賞漫画に応募した嵩。2ヶ月後、帰宅したのぶが嵩を起こし、「お知らせが2つあります」と笑います。1つめは、蘭子とメイコが近々上京するという報告。2つめを「たまるかーのお知らせです」と称したのぶは、1冊の雑誌を広げ嵩へ差し出しました。

なんと、嵩が応募した懸賞漫画で入賞したのです。「たまるかーやろ?」「たまるかー!」と2人で大喜びする嵩とのぶ。こうして嵩はまた1歩、漫画家としての1歩を踏み出したのでした。

程なくして、無事上京した蘭子とメイコ。喫茶店でのぶと合流した2人は、のぶたちの家の向かいにある2階の部屋へ住むことになりました。新しいことをしてみたいと自ら転勤を決めた蘭子。相変わらず「のど自慢」に出ることを夢見るメイコ。まずは就職先を見つけたいとぼやくメイコの視線の先で、喫茶店の店員が突然店を辞めてしまうのでした。

 

動き始めたメイコの夢と「青春」の行方

入賞した嵩の漫画を読んでくれていた蘭子。喜ぶのぶに、嵩は「大勢の人に自分の漫画を読んでもらえるとうれしいし……生きてていいんだって、ホッとするんだ」と零します。戦争に行った人間はみんなその気持ちで1日1日を生きているはず、と静かに語る嵩。千尋の分まで頑張らねば、今は漫画を描いているだけで幸せだと言葉を続けます。

一方で嵩は、新進気鋭の漫画家・手嶌治虫氏の作品に圧倒されていました。自分の実力がどこまで通用するのか、不安を抱く嵩。そんな彼へと口を開いたのぶは、「うちは嵩の漫画の方が好きや。ほんまに、心の底から思っちゅうきね」と彼の背中を押します。

その頃メイコは、偶然欠員が出た例の喫茶店で働き始めていました。メイコの接客を受けながら、嵩と待ち合わせをするのぶ。やがて来店した嵩と共に来たのは、なんとNHKディレクターに就任した健太郎でした。嵩の漫画を読み、三星の宣伝部まで訪ねてきたという健太郎。漫画の才能を持ちながら自信を持てない嵩へ激励の言葉を掛ける彼は、変わらぬ優しさを抱いていました。健太郎へ長年想いを寄せるメイコは、健太郎との思わぬ再会に手や声が震えてしまうほど動揺。そんなメイコが「素人のど自慢」に出ることを夢見ていると知った健太郎は、ぜひ予選に出てみるよう彼女を誘うのでした。

動揺を隠しきれないながらも、たくやの提案に乗り閉店後の喫茶店で「のど自慢」の練習を始めたメイコ。のど自慢と健太郎、長年の憧れを目の前にしたメイコの「青春」の行方が気になる終わり方でした。

ネットでは「嵩、懸賞漫画入選おめでとう!」「メイコちゃん可愛かった~!再会できてよかったね」「健ちゃんとメイコの今後もドキドキ……」といった声が続出。嵩の漫画とメイコの夢の行方を、明日の放送でもしっかり見届けたいものです。