【朝ドラ「あんぱん」第89話レビュー】初々しい共同生活スタート! 「お帰り」の言葉に幸せを噛み締める崇

#朝ドラ「あんぱん」レビュー 公開日:2025.07.31

2025年7月31日(木)に放送されたドラマ「あんぱん」第89話。年が明け、崇(北村匠海)とのぶ(今田美桜)の共同生活がスタートします。決して快適とは言えない環境ですが、ついに気持ちが通じ合った2人からは幸せがにじみ出ていました。

 

雨の日の引っ越し

引っ越し当日、狭い部屋に共同トイレで申し訳ないと話す崇に、のぶは「屋根があるだけでありがたい」と笑顔で返します。

荷物を片付け、ようやく一息ついた崇とのぶですが、室内に2人きりという状況に、どこかぎこちない様子。緊張のあまり、崇は雨のなか傘もささず、外の共同トイレへ行ってしまいました。

戸の開く音と共にのぶが振り返ると、そこには頭からずぶ濡れになった崇の姿が。「穴が開いてた。天井に、こんなおっきな穴」とジェスチャーを交えて説明する崇に、思わず笑ってしまうのぶ。「晴れちゅう日は、青空が見えて気持ちよさそうやね」と言い、崇の頭を拭いてあげます。目が合うたびに照れてしまう2人の間には、まだまだ初々しい空気が流れているのでした。

そこへ、世良(木原勝利)が鉄子(戸田恵子)からの引っ越し祝いを持ってやって来ます。急遽、泊まり込みで事務所の電話番をするよう告げられるのぶ。2人の生活は、初日から慌ただしいスタートを切るのでした。

 

家族の祝福に包まれて

数日後、崇が帰宅すると、そこにはのぶの姿がありました。「お帰り」のぶの声を聞いて、微笑む崇。「夢みたい」と言う崇は、もう一度このやり取りをしたいと、のぶに伝えます。「なんで、それ」と言うのぶですが、リクエストどおり、再び「お帰り」と言ってあげるのでした。

そんな幸せな空気のなか、のぶは羽田子(江口のりこ)から届いたハガキを崇に見せます。そこには、1月25日に羽田子とくら(浅田美代子)が東京に来ると書かれていました。当日、羽田子とくらに続き、メイコ(原菜乃華)と蘭子(河合優美)も新居へ入って来る様子に驚く崇。彼女たちも旅費を貯め、東京へ付いて来てしまったのです。

新居を朝田家の女性陣に占拠され、居場所が無くなった崇は八木(妻夫木聡)のもとへ身を寄せることに。そこで、漫画家のテジマ オサムシが医学生だと知った崇は、自分との違いに焦りを感じます。八木から漫画を描きたいのに就職した理由を聞かれ、「まずは愛する人を喜ばせたい」と答える崇。呆れつつも受け止める八木ですが、崇から家族の存在を聞かれると、背を向け「いたよ」と一言だけ答えます。崇は、それ以上、言葉をかけられませんでした。

翌日、崇は三星百貨店に来た羽田子から、「今夜は家に帰ってくるように」と言われます。「結婚に反対されているのでは?」と不安に思う2人が家の戸を開けると、そこには暗い部屋で静かにこちらを見つめる羽田子・くら・メイコ・蘭子の姿がありました。しかし、次の瞬間「結婚おめでとう!」の声が。4人は崇とのぶを驚かせるため、こっそりパーティーの準備を進めていたのでした。

SNSでは「朝からキュン!」「みんなの祝福受けて、この幸せ者~」と、崇とのぶの姿に心温まった視聴者が続出。明日からも、幸せに満ちた2人の様子が楽しみですね。