【朝ドラ「あんぱん」第81話レビュー】「先に行って待ちゆうきね」 のぶは高知新報を退職して東京へ

2025年7月21日(月)に放送された朝ドラ『あんぱん』では、のぶ(今田美桜)が高知新報を退職し、東京で貧困問題に取り組む代議士の薪鉄子(戸田恵子)のもとへ向かう様子が描かれました。
お前の志をへし折ろうとするやつに絶対負けるな! 東海林からのぶへのエール
高知新報最終出社日、『月刊くじら』編集室を訪れたのぶは感慨深げに一礼します。のぶが編集室への別れを告げているところに、東海林編集長(津田健次郎)が嵩(北村匠海)を連れて帰社。せっかく仕事を一から教えてやったのに、代議士に引き抜かれたからといって東京に行くとはどういうことか、と東海林はのぶを叱責しました。あまりに酷い言い様に、嵩は思わず口を挟みます。のぶは、顔を引きつらせて頭を下げることしかできません。
すると、一転して柔らかな口調と表情で「これが世間や」と社会の厳しさを説く東海林。お前の志をへし折ろうとするやつに絶対負けるなという、東海林からの温かなエールにのぶの目から涙が溢れました。
🏃♀️#きょうのあんぱん🖌
東京へ行くことを決めたのぶに、東海林は…
「世間は怖いぞ。ねたんだり、ひがんだりして、色んなことを言われる」
「おまえの志をへし折ろうとするやつもいる。そんなやつに絶対負けるな。…負けるなよ」#今田美桜 #北村匠海 #津田健次郎#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/borzwRQ2VX
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公式Xのコメント欄には、東海林の言葉の端々に滲む一抹の寂しさ、のぶの門出を応援する気持ちに共感する声がたくさん寄せられていました。
先に行って待ちゆうきね、と嵩にほほ笑むのぶは東京へ
少し不器用な餞の言葉を残して、東海林は編集室を後にします。のぶと語らう中、嵩はいつか東京に行きたいという思いを吐露。のぶは、嵩に「先に行って待ちゆうきね」とほほ笑み、高知新報を去りました。
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のぶが嵩に東京に行きたいか尋ねると”そりゃ行きたいよ”と嵩。
「ほいたら、先に行って待ちゆうきね」
「ぼやぼやしよったら、おじいちゃんになってしまうで」#今田美桜 #北村匠海#朝ドラあんぱん 見逃し配信中📱https://t.co/scNeXBm9RR pic.twitter.com/ekENjhKnrn
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のぶの後任として『月刊くじら』に入ることになった琴子(鳴海結)は、居酒屋でのぶの送別会を開きます。明るく振る舞っていた琴子でしたが、内心では送別会に顔を出さなかった嵩に怒り心頭。嵩の入社試験の時から2人を見守ってきた琴子は『月刊くじら』編集部に乗り込み、のぶに気持ちを伝えないままでよいのかと嵩に迫りました。
居合わせた岩清水(倉悠貴)も、嵩の恋心は高知中の人間が知っていると加勢。仲間に背中を押された嵩は立ち上がり、動き出します。
次の日、のぶの自宅に全速力で駆け付けた嵩。嵩が手にしていたのは、以前のぶにプレゼントしようとして受け取ってもらえなかった赤いハンドバッグです。しかし、自宅にのぶの姿はありません。汽車の時間にも間に合わず、またもや嵩はハンドバッグを渡すことができませんでした。嵩とのぶの関係は、今後どうなっていくのでしょうか。