【朝ドラ「あんぱん」第78話レビュー】のぶに東京からスカウトが! メイコが語った“もしも”の話に涙腺崩壊する人が続出

#朝ドラレビュー 公開日:2025.07.16

代議士・薪鉄子(戸田恵子)から怒りの電話が…? 2025年7月16日に放送されたドラマ『あんぱん』第78話。編集部が騒然となる一方で、若松のぶ(今田美桜)と妹・メイコの会話に「泣いた」「全部戦争が悪い」との声があがっています。

 

『月刊くじら』は無事だが…

薪へ取材をしたにもかかわらず、別の記事を載せて発行に踏み切った『月刊くじら』。雑誌を読んだ薪から電話が掛かってきて、編集部に緊張が走ります。薪は「(電話を)若松のぶさんに代わって」と言いますが、「お前がお詫びしても責任取れんやろ、俺が出る」と編集長・東海林(津田健次郎)が対応することに。

薪の怒り具合によっては『月刊くじら』は廃刊、のぶの“クビ”もあり得ます。周囲が固唾を飲んで見守る中、電話を切った東海林は「くじらは無事です、でも…」と言いかけたところで次長・鳥居出(古河耕史)と共に部屋を出て行ってしまいました。

その後、出先から戻ったのぶは部屋に1人でいる東海林に記事のことを詫びますが、「でも私、あの記事を書いたことを後悔しちょりません」と真っ直ぐな目で伝えます。すると東海林から出てきた言葉は、「薪先生はお前の記事を、怒るどころか素晴らしい記事やと絶賛しよった」という意外なもの。そして、のぶに薪の仕事を手伝ってもらうため東京に呼び寄せたいと言っていると伝えるのでした。

 

メイコが語った「もしも」の話

“のぶが東京に行ってしまうかもしれない”。のぶは今の仕事が好き、何よりまだ編集部に恩返しができていないと東京行きを辞退しますが、周りは不安で仕方ありません。何より、柳井嵩(北村匠海)は東京でのぶの取材に同行し、薪が本気でのぶを東京へ呼びたがっていると知っています。そして、のぶが薪の世直しの姿勢に心酔しているということも。

のぶの思いと、東京へ行って欲しくないという自分たちの思い。答えが出ないまま、東海林や嵩たちの夜は更けていくのでした。

一方、のぶから薪のことを聞いたメイコは「どういて?(どうして)」と驚きの表情。のぶは自分を拾ってくれた編集部に恩があること、朝田家の次女・蘭子(河合優実)が職を失ったばかりだから自分が家を支えないといけないと、東京へ行かない理由を説明します。

するとメイコは「戦争がなかったらうちら、どうなっちょったろうか」と“もしも”の話を始めました。蘭子は豪(細田佳央太)と実家の石屋を継いで今頃お母さんに。嵩の弟・千尋(中沢元紀)は優しい弁護士になっていたかもしれない。しかし現実は、豪も千尋も戦争で尊い命を落としています。

戦争がなければあったかもしれない幸せな未来。淡々と語るメイコの姿に、ネット上では「失われなくてよかったはずの命が失われてしまうのが戦争なんだよな」「豪の戦死を知った時の蘭子思い出して号泣」「本当に戦争なんてクソ…」といった声があがっていました。

祖父・釜次(吉田鋼太郎)の体調も心配な中、果たしてのぶは東京へ行ってしまうのでしょうか?