【朝ドラ「あんぱん」第69話レビュー】メイコまさかの家出! メイコの夢はくらばあの夢

#朝ドラレビュー 公開日:2025.07.03

2025年7月3日(木)に放送されたドラマ『あんぱん』第69話。家族から“みそっかす”と呼ばれてきた末っ子のメイコ(原菜乃華)が、釜次(吉田鋼太郎)や羽多子(江口のりこ)に反発してまでも夢を叶えたいと願う姿に多くの視聴者が胸を打たれました。

 

「メイコが家出したがよ」のぶの元へ突然の電話

メイコが畑仕事から帰ると、怖い顔で待ち構えていた釜次と羽多子。釜次から「メイコ、お前は何を考えちゅうがや」と言われ、メイコはすぐに東京でのど自慢大会に出ようとしていた計画がばれたと悟ります。しかし、間髪入れずに「のど自慢に出たいだ? 何を浮かれちゅうやがじゃ!」と釜次に一喝されたことをきっかけに、メイコは東京行きの汽車へ飛び乗ってしまいました。

その頃、月刊誌の発行が決まり、石清水(倉悠貴)と歓喜するのぶ(今田美桜)の元へ、母の羽多子から「メイコが家出したがよ」と電話が入ります。仕事が手に付かなくなったのぶを気遣い、「家出人の取材行ってこい」と指示を出す東海林(津田健次郎)。勢いよく高知新聞社を飛び出したのぶが散々探した後にメイコを見つけた場所は、のぶの自宅前でした。

 

家族の心を動かしたメイコの決意

くら(浅田美代子)は、メイコに東京までの汽車賃を渡したのは自分だと、釜次と蘭子(河合優実)に話します。家出を止めなかったことを咎める2人に対し、「あの子は昔のあてなの」と話すくら。若い頃、“京都で女優になりたい”という夢を叶えられなかったくらは、過去の自分とメイコの姿が重なり、メイコの夢を応援してあげたくなったのです。

その頃、のぶの家でメイコを見つけた羽多子。メイコは羽多子に対し、「何かに挑戦して“みそっかす”な自分を変えたい! いっぺんでええき、心が震えるようなことしてみたいがよ!」と言い、くらにもらった汽車賃を返しながら、御免与町には帰らないこと、のぶの家に住んで東京までの汽車賃を稼ぎ、自分の力で東京に行くことを伝えます。

最初は呆れていた羽多子もメイコの成長や真剣さに心を打たれ、メイコの挑戦を応援すると決めたのでした。

ネット上でも「メイコちゃんがんばれ!」「凛々しさに感動した」「メイコちゃんの言葉に胸を打たれました」など、多くの視聴者が末っ子メイコの成長ぶりに感動。今後の放送では、メイコが本当に自分の力でのど自慢大会へ出場できるのかにも注目していきたいですね。